11月の新刊:ピランデッロ戯曲集III
2024年 10月 31日 コメントは受け付けていません。
ピランデッロ戯曲集III
どうしてそうなったのか分からない/山の巨人たち
斎藤泰弘(編訳)
判型:A5判上製
頁数:294頁
定価:4000円+税
ISBN:978-4-8010-0830-4 C0374
装幀:宗利淳一
11月中旬発売!
《わしは見つけなければならん、自分を断罪する判決を見つけなければ!》
世界大戦の破壊と殺戮の中で現代演劇を切り開いた、20世紀最大のイタリアの劇作家の戯曲集。
無意識に犯した罪におののき、自罰の欲求から破滅の道へと進む心理劇『どうしてそうなったのか分からない』、落ちぶれた劇団《伯爵夫人一座》の受難を描き、ファシスト政権の芸術蔑視を風刺する未完の遺作『山の巨人たち』を収録。
【目次】
まえがき
どうしてそうなったのか分からない
山の巨人たち
付録 取り替えられた子供の話
解説 斎藤泰弘
【編訳者について】
斎藤泰弘(さいとうやすひろ)
1946年、福島県に生まれる。京都大学名誉教授。専攻、イタリア文学、イタリア演劇。『鳥の飛翔に関する手稿』(谷一郎、小野健一との共著。岩波書店、1979年)で第三回マルコ・ポーロ賞受賞。おもな著書に、『レオナルド・ダ・ヴィンチの謎 ――天才の素顔』(岩波書店、1987年)、『ダ・ヴィンチ絵画の謎』(中公新書、2017年)、 『誰も知らないレオナルド・ダ・ヴィンチ』(NHK出版新書、2019年)、『レオナルド・ダ・ ヴィンチ ミラノ宮廷のエンターテイナー』(集英社新書、2019年)、おもな訳書に、『カルロ・ゴルドーニ喜劇集』(名古屋大学出版会、2007年)、『レオナルド・ダ・ヴィンチ 絵画の書』(岩波書店、2014年)、フェデリーコ・ヴィットーレ・ナルデッリ『ピランデッロ 秘密の素顔』(水声社、2020年)、『ピランデッロ戯曲集Ⅰ』(水声社、2021年)、『ピランデッロ戯曲集ⅠI』(水声社、2022年)などがある。
【関連書】
ピランデッロ 秘密の素顔 フェデリーコ・ヴィットーレ・ナルデッリ/斎藤泰弘訳/4000円+税
ピランデッロ戯曲集Ⅰ 斎藤泰弘編訳/4000円+税
ピランデッロ戯曲集ⅠI 斎藤泰弘編訳/4000円+税