12月の新刊:コリーヌ あるいはイタリア
2024年 12月 12日 コメントは受け付けていません。
コリーヌ あるいはイタリア
スタール夫人=著
佐藤夏生=訳
判型:A5判上製
頁数:456頁
定価:5000円+税
ISBN:978-4-8010-0845-8 C0097
装幀:齋藤久美子
12月下旬発売!
桂冠詩人コリーヌは、恋人の英国軍人オズワルドとともに、ローマ、ナポリ、遠くヴェネツィアまでも旅する。硬直した社会と、祖国への義務に阻まれ揺れ動く恋と苦悩を描く傑作小説。
《私の中には、書くことによっても表現しきれない苦痛があります。私にはその力がありませんが、愛だけが、その謎の深淵を探り当てることができるでしょう。》(本文より)
【訳者について】
佐藤夏生(さとうなつお)
1940年、東京に生まれる。1966年、東京大学大学院仏語仏文学修士課程修了。1993年、パリ第8大学D.E.A.取得。神奈川大学名誉教授。専攻、18世紀フランス文学。主な著書に、『スタール夫人』(清水書院、2005年)などがある。
【関連書】
イメージで読み解くフランス文学/村田京子/3500円+税
作家の聖別/ポール・ベニシュー/8000円+税
ウーリカ ある黒人娘の恋/クレール・ド・デュラス夫人/1500円