4月の新刊:美術史とその外側

2025年 4月 11日 コメントは受け付けていません。

美術史とその外側_書影 美術史とその外側
坂本満(著)

判型:四六判並製
頁数:383頁
定価:3500円+税
ISBN:978-4-8010-0865-6 C0070
装幀:齋藤久美子
4月中旬発売!

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新しい美術史への入門書!
影絵、だまし絵、解剖図、民衆版画、二重螺旋階段、ルイ14世の戦争ゲーム……
こり固まった教養や堅苦しい能書きにしばられず、自由な心で率直に作品と向き合えば、美術史の〈外側〉にも豊かな作品世界が広がっている。
古今東西を軽やかに往還する、作品との開かれた出会いへの誘い。



目次

はじめに

序章 外側へようこそ
第1章 影絵――紙に映して
第2章 肖像画――似てなくて結構
第3章 版画――表現を支配する技法
第4章 鑑賞と教養?――作品の評価と国宝制度
第5章 美術史とその外側――様式とは何か
第6章 信仰心――さざえ堂とサクロ・モンテ
第7章 東西交流――南蛮美術・シノワズリー・洋風画
第8章 本――何を本と言えるか
第9章 だまし絵――絵の本質
第10章 建築――ヴェルサイユ宮殿と擬洋風建築
第11章 自然と動物――写生かマニエラか
第12章 人体――型による解剖図と円山派

参考文献
図版一覧

著者について
坂本満(さかもとみつる)
1932年、東京都に生まれる。東京大学大学院修士課程修了。国立歴史民族博物館およびお茶の水女子大学名誉教授。専攻、東西美術交渉史、西洋版画史。主な著書には、『版画散歩』(筑摩書房、1985年)、『ブック・アートの世界』(共編、水声社、2006年)が、主な訳書には、ヴィクトール・リュシアン・タピエ『バロック芸術』(共訳、白水社、1962年)、リオネロ・ヴェントゥーリ『近代画家論』(共訳、角川書店、1967年)などがある。

関連書
ブック・アートの世界――絵本からインスタレーションまで/中川素子+坂本満編/3000円+税
開かれた時空――遠近法から本のアートへ/森田一/6000円+税

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