3月の新刊:『祝祭としての文学』

2012年 3月 7日 コメントは受け付けていません。

e7a59de7a5ade381a8e38197e381a6_cover佐々木滋子

祝祭としての文学——マラルメと第三共和制

A5判上製375頁/定価=5000円+税
ISBN 978-4-89176-890-4 C0098 3月8日ごろ発売


来るべき演劇 来るべき祝祭

難解といわれる後期マラルメのテクストを綿密に読み解きながら、
詩作を通してマラルメが目指した絶対的な〈書物〉が、
資本主義・間接民主主義とともに出現した大衆社会=新共和国のなかで
どのような可能性を見ていたのかを明らかにする。

〈文学は〉は存在する、ただそれだけが。

《おそらく、トンネルを通過しているのだ——時代という、長い最後の、
トンネルを[……]〈大衆〉が姿を表さないからだ、欠けているからだ——すべてが。
[……]過去が終わったのに、未来が遅れている[……]》

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