5月の新刊:『フィルム・スタディーズ』
2012年 4月 26日 コメントは受け付けていません。
フィルム・スタディーズ――社会的実践としての映画
グレアム・ターナー 松田憲次郎訳A5判上製288頁/定価=2800円+税
ISBN 978-4-89176-905-5 C0074 5月8日頃発売予定
ハリウッド映画はこう読め!
これ一冊で映画を読むための〈理論〉から〈歴史〉,また理解を深める〈映画用語〉までくまなくフォロー。
英語圏で版を重ね, 長らくテキストとして使われてきた
定評ある入門書。映画を深めるための必読書!
目次
序文
序論
第一章 映画産業
今日の映画/映画の確立/映画産業のアメリカ支配/新たな競争相手、新たな戦略、新たなハリウッド/スペクタクルVSストーリー
第二章 フィルム・スタディーズの歴史――第七芸術から社会的実践へ
初期美学的アプローチ/リアリズム・アプローチ/バザン/作家とジャンル/フィルム・スタディーズの制度化/社会的実践としての映画
第三章 映画言語
文化と言語/意味生成の実践としての映画/意味作用のシステム/映画を読む
第四章 映画における物語
物語の普遍性/物語の機能/構造主義と物語/コードと慣例/ジャンル/物語と語り
第五章 映画の観客
観客を特定する/スター/映画体験/映画観客と精神分析/観客の同一化/欲望とイメージ/観客、テクスト、意味/文化的アイデンティティ
第六章 映画、文化、イデオロギー
映画と国民文化/国民映画の例/テクストのなかのイデオロギー/イデオロギー分析の諸問題
第七章 応用
『明日に向かって撃て!』/『マドンナのスーザンを探して』/結論
参考文献一覧
人名・事項索引
映画題名索引
訳者あとがき