9月の新刊:『文化の翻訳あるいは周縁の詩学』
2012年 9月 21日 コメントは受け付けていません。
文化の翻訳あるいは周縁の詩学
内田慶市+鼓宗+柏木治+角伸明+近藤昌夫 著A5判上製240頁/定価2,800円+税
ISBN978-4-89176-917-8 C0020 9月21日発売
《あらゆる文化は翻訳に抵抗する》
ユーラシア大陸に興った中国、イスラーム、西欧、そして日本という
四つの文明の〈接触〉〈衝突〉そして〈翻訳〉の諸相を、西学東漸、
ビザンツ帝国の崩壊と活版印刷術の発明、レコンキスタ、帝国主義と
反ユダヤ主義、明治維新という激動の時代を背景に活写する。
【目次】
プロローグ——右が左で、左が右で/内田慶市
第Ⅰ部/東西文化交渉の胎動
第1章/大陸の東——イソップの東漸/内田慶市
第2章/西端の半島——イベリア半島の言語統一と〈トレド翻訳学派〉/鼓宗
第3章/海峡の東西——「言語少年」とアラビア語印刷/柏木治
第Ⅱ部/文化の翻訳者たち
第1章/異文化をまたぐシャガール——なぜシャガールの魚は
ヴァイオリンと壁時計を抱えて空中に浮かんでいるのか?/角伸明
第2章/翻訳された二葉亭四迷——偏在する郊外/近藤昌夫
エピローグ——文化の翻訳あるいは周縁の詩学/近藤昌夫
あとがき/近藤昌夫
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【関連書】
都市と芸術の「ロシア」
近藤昌夫+鴻野わか菜+嵐田浩吉+杉谷倫枝+大平陽一+村田真一+竹内正実
2,500円+税