12月の新刊:『カフカと〈民族〉音楽』

2012年 12月 13日 コメントは受け付けていません。

e382abe38395e382abe381a8e6b091e6978fe99fb3e6a5bd_coverカフカと〈民族〉音楽

池田あいの
A5判上製232頁/定価3500円+税
ISBN 978-4-89176-928-4 C0098 12月18日頃発売




カフカには、音楽が見えた。そして書いた。


チェコに生まれたユダヤ系ドイツ人のカフカにとって、
《民族》とは何を意味していたのか。
——19世紀末から20世紀初頭、激動のプラハを舞台に、
友人ブロートや作曲家ヤナーチェクとの関係を検証しつつ、
《小説》と《翻訳》、そして《音楽》の
アイデンティティを問いかける新たなる視座。

【目次】

序章 カフカと音楽

第1章
聴衆としての〈民族〉

第2章
マックス・ブロートと〈民族〉音楽

第3章
音楽的翻訳の可能性

第4章
雑種的世界音楽体験

第5章
カフカの〈民族〉音楽

注/参考文献/あとがき

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