読者の皆様へ
2013年 8月 21日 コメントは受け付けていません。
読者の皆様へ
日頃より小社刊行物をご愛読いただき、ありがとうございます。
小社はかねてより、取次店との間で、いわゆる「再販売価格維持契約」を締結し、定価販売を旨としてまいりましたが、一部の小売書店(とくにインターネット書店)がポイントサービスに名をかりた値引販売を行っているのはまことに遺憾です。
このたび小社は、10%という高率の値引販売を1年近くにわたって継続しているアマゾン社および同社に書籍を卸している日販、大阪屋に対して、8月6日付で、下記のような申し入れを行いました。かりにアマゾン社が値引販売をやめないのであれば、小社としては、更なる対応措置をとらざるを得ないと考えております。
なお、申し添えれば、小社の加盟しております日本出版者協議会の会員社50社以上が、同様の趣旨の申し入れを3社に対して行っております。
読者の皆様のご支持、ご支援をどうぞよろしくお願い致します。
2013年8月20日
(株)水声社 代表取締役
鈴木宏
*
申入書
貴社ポイントサービスから小社商品を除外してください
2013年8月6日
Amazon.com Int’l Sales, Inc. 御中
株式会社 水声社
代表取締役 鈴木宏
東京都文京区小石川 2—10—1
tel.03-3818-6040 fax.03-3818-2437
謹啓
日頃は、小社出版物の販売にご尽力いただき、誠にありがとうございます。
さて、貴社が昨年8月より、「〈Amazon Student〉プログラム」の名のもとに、10%ものポイントサービスを実施しつづけていることは、極めて遺憾です。ポイントカードによる販売行為は、公正取引委員会の判断をまつまでもなく、値引であり、再販売価格維持契約違反であることは明白です。同時に、契約を遵守されている書店との公正な競争を阻害し、ひいては、再販制度そのものを崩壊させかねません。これらの点につきましては、小社の加盟する日本出版者協議会が貴社に対して再三にわたり、問題を指摘し、改善を求めてきたはずですが、今日に至るも何らの改善もみられないのは、まことに遺憾です。小社としましては、貴社による値引販売をこれ以上放置することはできません。
つきましては、小社の出版物を貴社のポイントサービスの対象から1ヵ月以内に除外されるよう、お願い申し上げます。
なお、貴社が小社商品をポイントサービスの対象から除外しないということであれば、小社としましては、取次店に対して、小社商品の貴社への出荷を停止するよう指示することになる可能性もあり得ますことをあらかじめお知らせいたします。
誠に勝手ながら、小社要望につき、文書にて8月20日までにご回答いただきますようお願い申し上げます。
謹白
*
申入書
アマゾン・ポイントサービスから小社商品を除外するよう、アマゾンに対する指導を要望します
2013年8月6日
日本出版販売株式会社
代表取締役社長 平林彰 殿
株式会社 水声社
代表取締役 鈴木宏
東京都文京区小石川 2—10—1
tel.03-3818-6040 fax.03-3818-2437
謹啓
日頃は、小社出版物の販売にご尽力いただき、誠にありがとうございます。
さて、Amazon.com Int’l Sales, Inc.が昨年8月より、「〈Amazon Student〉プログラム」の名のもとに、10%ものポイントサービスを実施しつづけていることは、ご高承の通り、極めて遺憾な事態です。ポイントカードによる販売行為は、公正取引委員会の判断をまつまでもなく、値引であり、再販売価格維持契約違反であることは明白です。同時に、契約を遵守されている書店との公正な競争を阻害し、ひいては、再販制度そのものを崩壊させかねません。これらの点につきましては、小社の加盟する日本出版者協議会が貴社に対して再三にわたり、問題を指摘し、改善を求めてきたはずですが、今日に至るも何らの改善もみられないのは、まことに遺憾です。小社としましては、Amazon.com Int’l Sales, Inc.による値引販売をこれ以上放置することはできません。
つきましては、小社の出版物をAmazon.com Int’l Sales, Inc.のポイントサービスの対象から早急に除外するよう、Amazon.com Int’l Sales, Inc.に対して指導いただきますようお願い申し上げます。
なお、Amazon.com Int’l Sales, Inc.が小社商品をポイントサービスの対象から除外しないということであれば、小社としましては、小社商品のAmazon.com Int’l Sales, Inc.への出荷を停止するようお願いすることになる可能性もあり得ますことを、あらかじめお知らせいたします。
誠に勝手ながら、8月20日までに文書にてご回答いただきますようお願い申し上げます。
謹白
*
申入書
アマゾン・ポイントサービスから
小社商品を除外するよう、アマゾンに対する指導を要望します
2013年8月6日
株式会社大阪屋
代表取締役社長 南雲隆男 殿
株式会社 水声社
代表取締役 鈴木宏
東京都文京区小石川 2—10—1
tel.03-3818-6040 fax.03-3818-2437
謹啓
日頃は、小社出版物の販売にご尽力いただき、誠にありがとうございます。
さて、Amazon.com Int’l Sales, Inc.が昨年8月より、「〈Amazon Student〉プログラム」の名のもとに、10%ものポイントサービスを実施しつづけていることは、ご高承の通り、極めて遺憾な事態です。ポイントカードによる販売行為は、公正取引委員会の判断をまつまでもなく、値引であり、再販売価格維持契約違反であることは明白です。同時に、契約を遵守されている書店との公正な競争を阻害し、ひいては、再販制度そのものを崩壊させかねません。これらの点につきましては、小社の加盟する日本出版者協議会が貴社に対して再三にわたり、問題を指摘し、改善を求めてきたはずですが、今日に至るも何らの改善もみられないのは、まことに遺憾です。小社としましては、Amazon.com Int’l Sales, Inc.による値引販売をこれ以上放置することはできません。
つきましては、小社の出版物をAmazon.com Int’l Sales, Inc.のポイントサービスの対象から早急に除外するよう、Amazon.com Int’l Sales, Inc.に対して指導いただきますようお願い申し上げます。
なお、Amazon.com Int’l Sales, Inc.が小社商品をポイントサービスの対象から除外しないということであれば、小社としましては、小社商品のAmazon.com Int’l Sales, Inc.への出荷を停止するようお願いすることになる可能性もあり得ますことを、あらかじめお知らせいたします。
誠に勝手ながら、8月20日までに文書にてご回答いただきますようお願い申し上げます。
謹白