絶賛発売中:『Wあるいは子供の頃の思い出』
2013年 11月 12日 コメントは受け付けていません。
W あるいは子供の頃の思い出
ジョルジュ・ペレック/酒詰治男訳
《フィクションの楽しみ》
装幀=宗利淳一デザイン
四六判上製/236頁/定価=2800円+税
978-4-89176-995-6 C0097 好評発売中!
13歳の少年が幻視する、オリンピック国家
W(ドゥブルヴェ)のグロテスクな機構
少年時代の回想がときに微笑ましく、ときに哀切に綴られる「子供の頃の思い出」。世界の涯に位置し、オリンピックの理想がすべてを、個人の自由意思までをも支配する島の冷酷無慈悲な実体を描く「W」。
相異なる二種類のテクストが並行して進む、その先に横たわる全人類の悲劇とは……?
虚構と現実、歴史と記憶とが〈読むことによって〉架橋される、珠玉の読書体験を実現する平行世界モノの白眉にして、鬼才ジョルジュ・ペレックの痛切な自伝的小説!