7月の新刊『未完の小島信夫』『よその美学』
2009年 7月 3日 コメントは受け付けていません。
未完の小島信夫
四六判296頁/定価=2500円+税ISBN978-4-89176-736-5 C0095 7月11日頃発売
装幀=宗利淳一
小島文学は、いつも新しい。
なぜ、いまなお私たちは小島信夫に魅了されるのか?
作家と評論家が縦横に語りつくす等身大の魅力とその実像。
小島信夫との発掘対談も併録!
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淺沼圭司
〈よそ〉の美学——亡命としての晩年と芸術家のくわだて
A5判上製304頁/定価=4000円+税ISBN978-4-89176-732-7 C0010 7月9日頃発売!
装幀=近藤一弥
《生と死という、あい矛盾し拮抗するものの共存の故に》、
近代的な芸術に対する《ある種の否定性》として対峙する《晩年様式》。
アドルノとサイードを参照しつつ、藤原定家における〈よそ〉の美学、
そして、ショスタコーヴィチ、グレン・グールド、マノエル・ド・オリヴェイラ等における
《亡命》と《晩年》の意味を探求する。
《砕け散り、打ち捨てられた破片として……》