11月の新刊:《批評の小径》『みどりの国 滞在日記』
2014年 12月 29日 コメントは受け付けていません。
《批評の小径》
みどりの国 滞在日記
著者=エリック・ファーユ
訳者=三野博司
四六判上製/200頁/定価=2500円+税
978-4-8010-0077-3 C0097 好評発売中!
装幀=宗利淳一
フランス版『枕草子』ここにあり!
注目のフランス人作家が,南は屋久島から北は宗谷岬まで,その眼と耳と肌で日本各地を味わいながら,所々に隠れた異国の神秘に触れてうつろう内面を,率直に綴った美しい〈日記〉。著者への最新インタビューも収録。
【目次】
8月 驟雨のあとに煙る藁屋根
9月 台風の日の獅子舞
10月 不気味の谷を歩く
11月 琉球王国にて
12月 雪が果てしなく
エリック・ファーユ,日本を語る
訳者あとがき
【著者/編訳者】
エリック・ファーユ(Éric Faye) 1963年、リモージュ(フランス)に生まれる。エコール・シュペリユール・ド・ジュルナリスム(リール)に学ぶ。ロイター通信の記者として勤務しながら、1990年より創作活動に入る。主な著書に、『雨の海クルーズ』(Croisière en mer des pluies, 1999),『痕跡のない男』(L’Homme sans empreintes, 2008)、『長崎』(Nagasaki, 2010. 邦訳,水声社,2013年)、『不滅になって,そして死ぬ』(Devenir immortal, et puis mourir, 2012)などがある。
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三野博(みのひろし) 1949年,京都市に生まれる。クレルモン=フェラン大学大学院博士課程修了。現在,奈良女子大学文学部教授。専攻,フランス文学。主な著者に,Le Silence dans l’œuvre d’Albert Camus, José Corti, 1987,『カミュ,沈黙の誘惑』(2003年),『増補改訂版 カミュ「異邦人」を読む』(2013年,いずれも彩流社),『「星の王子さま」で学ぶフランス語文法』(2007年),『「星の王子さま」事典』(2010年,いずれも大修館書店)などがある。
【エリック・ファーユの本】
『長崎』松田浩則訳/1800円+税
『わたしは灯台守』松田浩則訳/2500円+税