12の新刊《ヘンリー・ミラー・コレクション》『わが生涯の書物』
2014年 12月 29日 コメントは受け付けていません。
ヘンリー・ミラー・コレクション⑬
わが生涯の書物
本田康典+野平宗弘+菅原聖喜+萩埜亮+泉澤みゆき+森田起久子+佐藤亨+河野賢司 訳
四六判上製/576頁/定価=5000円+税
978-4-8010-0002-5 C0398 好評発売中!
装幀者=宗利淳一
ヘンリーのイマジネーションは、世界を、そして地下の迷路をうろつく鬼だ……ヘンリーは人を狂気にする。——アナイス・ニン
ミラーの文学と人生に決定的な影響を与えた書物について、ミラー自身が詳述する。巻末に、1950年にミラー自身が作成した読書目録を掲載。
【訳者について】
本田康典(ほんだやすのり) 一九三八年、熊本市に生まれる。早稲田大学大学院修士課程修了。宮城学院女子大学名誉教授。専攻、二十世紀英米小説。主な著書に、『D・H・ロレンスとヘンリー・ミラー』(北星堂、一九九四年)、『ヘンリー・ミラーを読む』(共編著、水声社、二〇〇八年)、主な訳書に、ヘンリー・ミラー『北回帰線』(水声社、二〇〇四年)、トゥインカ・スィーボード編『回想するヘンリー・ミラー』(共訳、水声社、二〇〇五年)などがある。
野平宗弘(のひらむねひろ) 一九七一年、千葉県に生まれる。東京外国語大学大学院博士課程修了。現在、東京外国語大学大学院講師。専攻、ベトナム文学。主な著書に、『新しい意識 ベトナムの亡命思想家ファム・コン・ティエン』(岩波書店、二〇〇九年)、『ヘンリー・ミラーを読む』(共著、水声社、二〇〇八年)、『バッカナリア 酒と文学の饗宴』(共著、成文社、二〇一二年)などがある。
菅原聖喜(すがわらせいき) 一九四八年、宮城県に生まれる。学習院大学法学部卒業。東北大学大学院法学研究科博士後期課程満期退学。東京理科大学定年退職後、現在、東北大学非常勤講師。専攻、フランス政治史。主な訳書に、ジャン・ルイ・シェフェル『大江健三郎――その肉体と魂の苦悩と再生 哲学的評論』(明窓出版、二〇〇一年)、ヘンリー・ミラー『殺人者を殺せ』(共訳、水声社、二〇〇八年)などがある。
萩埜亮(はぎのりょう) 一九八五年、東京都に生まれる。早稲田大学文学研究科博士後期課程満期退学。現在、ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校博士課程に在籍。
泉澤みゆき(いずみさわみゆき) 梅光学院大学大学院博士課程修了。現在、下関市立大学非常勤講師。専攻、アメリカ文学。主な訳書に、トゥインカ・スィーボード編『回想するヘンリー・ミラー』(共訳、水声社、二〇〇五年)などがある。
森田起久子(もりたきくこ) 名古屋市に生まれる。ポートランド州立大学大学院修士課程修了。現在、東京理科大学基礎工学部准教授。専攻、アメリカ文学。主な翻訳に、カトリン・バーチェル「荒木経惟、クレイジー・ヘンリー・ミラー」(『ヘンリー・ミラーを読む』所収、水声社、二〇〇八年)などがある。
佐藤亨(さとうとおる) 一九五八年、一関市に生まれる。明治大学文学部卒業、青山学院大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。現在、青山学院大学経営学部教授。専攻、アイルランド及び現代詩研究。主な著書に、『異邦のふるさと「アイルランド」︱︱国境を越えて』(新評論、二〇〇五年)、『北アイルランドとミューラル』(水声社、二〇一一年)、『北アイルランドのインターフェイス』(水声社、二〇一四年)などがある。
河野賢司(こうのけんじ) 一九五九年、田川市に生まれる。広島大学大学院地域研究研究科修士課程修了。現在、九州産業大学教授。専攻、アイルランド及び北アイルランド演劇研究。主な著書に、『現代アイルランド文学序論――紛争とアイデンティティの演劇』(近代文芸社、一九九五年)、『現代アイルランド文学論叢』(大学教育出版、一九九七年)、『周縁からの挑発――現代アイルランド文学論考』(溪水社、二〇〇一年)などがある。
【関連書】
第一期 ヘンリー・ミラー・コレクション 全10巻 セット定価=34100円+税
第二期 ヘンリー・ミラー・コレクション⑭ 母 小林美智代訳 定価3000円+税
第二期 ヘンリー・ミラー・コレクション⑭ 友だちの本 中村亨/本田康典/鈴木章能訳 定価4000円+税