4月の新刊:ポストメディア人類学に向けて 集合的知性 《批評の小径》

2015年 4月 28日 コメントは受け付けていません。

ポストメディア人類学に向けて
ポストメディア人類学に向けて 集合的知性
ピエール・レヴィ(著)
米山優(訳)
清水高志(訳)
曽我千亜紀(訳)
井上寛雄(訳)


判型:四六判上製
頁数:362頁
定価:4000円+税
ISBN:978−4−8010−0090−2 Ç0010 好評発売中!
装幀者: 宗利淳一


内容紹介:
実現されるべき未来――

人類学的スケールの視野をもって,21世紀におけるポストメディア時代の到来を予感させる,マーシャル・マクルーハンの「メディア論」以降,最高の情報哲学の書。


目次:

プロローグ――ノマドの惑星
 イントロダクション

第一部 社会的な絆の工学
 第一章 義(ただ)しき者たち――集合的知性の倫理学
 第二章 人間の質――集合的知性の経済
 第三章 モル的なものから分子的なものへ――集合的知性のテクノロジー
 第四章 知的都市の活動力――分子的政治のためのマニフェスト
 第五章 天使的な身体の舞踊術――集合的知性の無神学
 第六章 サイバースペースにおける芸術とアーキテクチャ――集合的知性の美学

第二部 《智慧の空間》
 第七章 四つの空間
 第八章 人類学的空間とは何か?
 第九章 アイデンティティ
 第十章 記号論
 第十一章 空間と時間の形象
 第十二章 航海の道具
 第十三章 知識の対象
 第十四章 認識論
 第十五章 諸空間の関係――政治哲学に向けて

エピローグ――クノッソスへの旅


解題(清水高志)
訳者あとがき



著者・訳者紹介:
ピエール・レヴィ(Pierre Lévy) 1956年,チュニジアのチュニスに生まれる。哲学者。ミシェル・セールに師事。フランス国立工芸技術院で情報工学を学び,グルノーブル大学で情報とコミュニケーション科学の博士号を取得。主な著書に,『ヴァーチャルとは何か?』(昭和堂,2006)などがある。

米山優(よねやままさる) 1952年,東京都に生まれる。名古屋大学大学院情報科学研究科教授(専攻,哲学・情報学)。主な著書に,『情報学の展開』(昭和堂,2011)などがある。
清水高志(しみずたかし) 1967年,愛知県に生まれる。東洋大学総合情報学部総合情報学科准教授(専攻,哲学・情報創造論)。主な著書に,『ミシェル・セール』(白水社,2013)などがある。
曽我千亜紀(そがちあき) 1973年,愛知県に生まれる。大阪産業大学人間環境学部准教授(専攻,哲学・情報社会論)。主な共訳書に,『デカルト全書簡集 第一巻』(知泉書館、2012)などがある。
井上寛雄(いのうえひろお) 1975年、広島県に生まれる。中京大学非常勤講師(専攻,哲学・情報創造論)。主な共訳書に,ピエール・レヴィ『ヴァーチャルとは何か?』などがある。

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