アブドゥラマン・アリ・ワベリ氏来日講演&トークイベントのお知らせ
2015年 5月 11日 コメントは受け付けていません。
昨年刊行しました、長篇小説『バルバラ』の著者アブドゥラマン・アリ・ワベリ氏が、アンスティチュ・フランセ日本の催す「フランコフォニー祭」のゲストとして来日され、各地で講演とトーク+サイン会が行われます。ぜひ、足をお運びください。また、氏の新作2点を近日中にお届けするべく、ただいま鋭意編集中です。こちらもぜひ、ご期待下さい。
5月12日(火)18:00〜
「ノマドのエクリチュールからエクリチュールのノマドへ」
小樽商科大学 札幌サテライト
入場無料(先着申し込み35名様まで)/通訳有
問い合わせ先 札幌アリアンス・フランセーズ Tel 011-261-2771
5月13日(水)12:30〜13:00(茶話会)/13:05〜14:30(講演会)
「ジブチ出身のフランス語作家WABERI氏と語ろう!」
日本女子大学 目白キャンパス ランゲージ・ラウンジ(茶話会)/香雪館203(講演会)
入場無料/予約不要/通訳有
問い合わせ先 日本女子大学文学史学科 高頭麻子 Tel 03-5981-3595
5月15日(金)19:00〜21:00
「対談:アブドゥラマン・アリ・ワベリ×陣野俊史」
アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ
入場無料/予約不要/通訳有
問い合わせ先 アンスティチュ・フランセ東京 Tel 03-5206-2500
5月16日(土)開場13:00/開演13:30〜
「アブドゥラマン・アリ・ワベリ氏 トーク&サイン会」
紀伊國屋書店新宿南店 6階Books Kinokuniya Tokyoイベントスペース
入場無料/予約不要/通訳有
トーク終了後にサイン会を行います。会場にて書籍を販売いたします。
問い合わせ先 紀伊國屋書店新宿南店6階Books Kinokuniya Tokyo Tel 03-5361-3316
著書紹介 『バルバラ』
死ぬ前に証言する、
消滅する前に書く。
植民地時代の悪弊、帝国主義列強の支配、氏族独裁主義の迷妄と内紛……
血塗られたジブチの歴史的悲劇、混迷する日常のなかで格闘する、ワイス、ディレイタ、ヨニス、アナブら4人の若者の抵抗を描く実験的心理小説。
著者紹介 アブドゥラマン・アリ・ワベリ(Abdourahman A. Waberi)
1965年、ジブチ共和国(元フランス領ソマリ海岸)の首都ジブチに生まれる。Le Pays sans Ombre(Serpent à plumes, 1994)でベルギー王立アカデミー・フランス語圏文学大賞およびアルベール・ベナール賞を受賞。Cahier nomade(Serpent à plumes, 1996. アフリカ文学大賞受賞作)と本書Balbala(Serpent à plumes, 1997.『バルバラ』水声社、2014)で、ジブチをテーマとする三部作をなす。その後の主な作品に、Transit(Gallimard, 2003.『トランジット』水声社、近刊)、Passage des larmes(Jean-Claude Lattès, 2009.『涙の通り路』水声社、近刊)、La Divine Chanson(Zulma, 2015)などがある。
訳者紹介 林俊(はやしたかし)
1950年、広島県三原市に生まれる。通訳、翻訳業。日本文藝家協会会員。主な著書に、『アンドレ・マルロォの「日本」』(中央公論社、1993年)、主な訳書に、イエルール・ブラウワーズ『うわずみの赤』(水声社、2001年)などがある。