3月新刊:二人の若妻の手記≪バルザック愛の葛藤・夢魔小説選集2≫
2016年 3月 29日 コメントは受け付けていません。
二人の若妻の手記
オノレ・ド・バルザック(著)
加藤尚宏+芳川泰久(訳)
判型:四六判上製
頁数:365頁
定価:3500円+税
ISBN:978−4−8010−0142−8 C0397 好評発売中!
内容紹介:
恋を夢見、ともに少女時代を過ごした修道院を去ることとなったルイーズとルネ。恋愛と政略という、互いの対照的な結婚生活を手紙で綴る、書簡体小説の名作!
表題作ほか、堅物の夫人に誤って届けられた恋文をめぐる騒動を描く「女性研究」の二篇。
訳者について:
加藤尚宏(かとうなおひろ) 1935年、東京に生まれる。2015年、東京で没する。早稲田大学卒業、同大学大学院博士課程修了。早稲田大学名誉教授。専攻、フランス文学。主な 著書に、『バルザック 生命と愛の葛藤』(せりか書房、2005)、訳書に、オーウェン『黒い玉』(1993)、バルザック『村の司祭』(1975、ともに東京創元社)などがある。
芳川泰久(よしかわやすひさ) 1951年、埼玉県に生まれる。早稲田大学卒業、同大学大学院後期博士課程修了。現在、早稲田大学文学学術院教授。専 攻、フランス文学。主な著書に、『闘う小説家 バルザック』(せりか書房、1999)、『歓待』(水声社、2009)、『謎とき「失われた時を求めて」』 (新潮社、2015)などがある。
関連書:
バルザック愛の葛藤・夢魔小説選集1 偽りの愛人 私市保彦・加藤尚宏・澤田肇・博多かおる(訳) 3000円+税
バルザック愛の葛藤・夢魔小説選集5 三十女 芳川泰久+佐野栄一(訳) 3000円+税