6月の新刊:【ペレック生誕80周年記念刊行】眠る男《フィクションの楽しみ》

2016年 6月 22日 コメントは受け付けていません。

眠る男眠る男
《フィクションの楽しみ》
ジョルジュ・ペレック(著)
海老坂武(訳)

判型:四六上製
頁数:200頁
定価:2200円+税
ISBN:978−4−8010−0185−5 C0010
装幀:宗利淳一
6月25日発売!


ペレック生誕80周年記念!
〈眠る〉ことによって時代の空気に耐えた、ある男の物語ーー
パリを彷徨する一人の青年の日常を細部にいたるまで活写しながら、60年代のフランスにただよう〈空気〉と〈孤独〉を描いた傑作がついに復刊!

目次
眠る男
『事物』から『眠る男』への私的覚書き
再刊へのあとがき

著者紹介
ジョルジュ・ペレック(Georges Perec)  1936六年、パリに生まれ、1982年、同地に没した。小説家。1966年、レーモン・クノー率いる実験文学集団「ウリポ」に加わり、言語遊戯的作品の制作を行う。主な著書に、『煙滅』(1969。水声社、2010)、『さまざまな空間』(1974。水声社、2003)、『Wあるいは子供の頃の思い出』(1975。水声社、2013)、『人生 使用法』(1979。水声社、1992)、『家出の道筋』(1979。水声社、2011)などがある。

訳者紹介
海老坂武(えびさかたけし)  1934年、東京都に生まれる。東京大学大学院博士課程単位取得退学。専攻、フランス文学。主な著書に、『サルトル』(岩波書店、2005)『祖国より一人の友を』(岩波書店、2007)、『戦後文学は生きている』(講談社、2010)、『加藤周一 二十世紀を問う』(岩波書店、2013)などがある。主な訳書に、アンドレ・ブルトン『狂気の愛』(光文社、2008)、サルトル『自由への道』(共訳、岩波書店、2009)などがある。

関連書
ジョルジュ・ペレック 塩塚秀一郎訳『煙滅』3200円+税
ジョルジュ・ペレック 塩塚秀一郎訳『美術愛好家の陳列室』1500円+税
ジョルジュ・ペレック 酒詰治男訳『人生 使用法』5000円+税
ジョルジュ・ペレック 酒詰治男訳『家出の道筋』2500円+税
ジョルジュ・ペレック 酒詰治男訳『Wあるいは子供の頃の思い出』2800円+税
ジョルジュ・ペレック 酒詰治男訳『ぼくは思い出す』2800円+税
ジョルジュ・ペレック 桑田光平訳『給料をあげてもらうために上司に近づく技術と方法』2000円+税
ジョルジュ・ペレック 塩塚秀一郎訳『さまざまな空間』2500円+税

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