『人形の文化史』刊行記念イベントのお知らせ

2016年 6月 22日 コメントは受け付けていません。

ピクチャ 1香川檀×阿部賢一「ロボットと球体関節人形のルーツへ――ヨーロッパの人形文化を文学・芸術から語る」

今年3月に刊行後、ご好評をいただいている香川檀編『人形の文化史――ヨーロッパの諸相から』のトークイベントを開催します。
近年、日本でもひそかなブームになっている「人形」について、編者の香川檀先生(武蔵大学)と、中東欧の文化に詳しい阿部賢一先生(東京大学)に、その人形文化の奥深い歴史について語っていただきます。人形を制作している方、また人形文化に関心のある方など、お気軽にご参加ください。

「古来より人間が自らの似姿としてつくりだし、様々な関係を結んできた「人形(ひとがた)」。その意義や魅力について、ヨーロッパ、とくにチェコ・ポーランド・ドイツなど、歴史的に豊かな人形文化の土壌を育んできた地域の文学・芸術から考えていきます。
フィギュアやロボットが溢れる現代文化を理解するためには、まずは西洋の奥深い人形芸術に親しむ必要があります。
中東欧の現代文学・芸術の研究者である阿部賢一さんと、ドイツのモダンアート・前衛芸術の研究者である香川檀さんが、『人形の文化史』をもとに、人形に託して表現された人間の歴史と心理のひだを存分に語りあいます。」(B&BのHPより)

登壇者紹介
香川檀(かがわ・まゆみ)
武蔵大学人文学部教授。専門は、表象文化論、20世紀美術史。著書に、『想起のかたち――記憶アートの歴史意識』(水声社、 2012年)、編著に『人形の文化史――ヨーロッパの諸相から』(水声社、2016年)、訳書に、バーン&ボニー・ブーロー『売春の社会史』 (共訳、筑摩書房、1991年)など。

阿部賢一(あべ・けんいち)
東京大学准教授。専門は、中欧文化論、表象文化論、比較文学。著書に、『イジー・コラーシュの詩学』(成文社、2006年)、 『複数形のプラハ』(人文書院、2012年)、訳書に、ミハル・アイヴァス『黄金時代』(河出書房新社、2014年)、ボフミル・フラバル『剃髪式』(松籟社、2014年)など。

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日時:2016年7月1日(金)20:00~22:00(19:30開場)
場所:本屋B&B(世田谷区北沢2-12-4 第2マツヤビル2F)
入場料:1500yen+1drink order
お申込み先:http://bookandbeer.com/event/20160701_ningyo/
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