書評ア・ラ・カルト
2009年 9月 7日 コメントは受け付けていません。
8月29日の書店イベントも大盛況に終わった、
都甲幸治さんの『偽アメリカ文学の誕生』。
先の産経新聞に続き、こんどは日本経済新聞(09年09月06日付)の
読書面でも、著者の紹介とともに大きく取り上げられました。
師である柴田元幸さんや村上春樹さんの仕事から大きな影響を受けた、
という都甲さんにとって、アメリカ文学は、
なぜ「偽」でなければならなかったのか——。
くわしくは、ぜひ本書を手にとってご覧ください!
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そろそろ朝夕の冷え込みが厳しくなってきましたが、
これからますます熱くなりそうなのが《怪談》という古くて新しい表現です。
谷口基さんの『怪談異譚——怨念の近代』は、江戸期から敗戦後にいたる
《近代》という空間のなかで民衆の《怨念》を代弁し、
それによって隆盛をきわめてきた《怪談》を、
戦争を媒介に新しく読みかえる、骨太な長篇書き下ろし評論。
先週の 読売新聞(09年08年30日付)で紹介されたのに続き、
現在発売中の『ダ・ヴィンチ』誌10月号では、
怪談やミステリーをめぐる精力的なお仕事で知られる東雅夫さんが
「怪談アカデミズムの大波、いよいよ到来か?」というテーマで、
大きく取り上げてくださっています。ぜひご覧ください。
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書評紙・図書新聞には、弊社刊行物が相次いで掲載されました。
三原弟平著『ベンヤミンと精神分析』については山本尤氏が(2009年8月29日号)、
A・バディウ著『サルコジとは誰か?』については政治学者の吉田徹氏が(09月05日号)、
そして現在発売中の09月12日号では吉川一義・岑村傑編『フランス現代作家と絵画』が、
画家で批評家の松浦寿夫さんによって紹介されています。
評者媒体のみなさま、ありがとうございます!
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吉川一義・岑村傑編
『フランス現代作家と絵画』
A5判上製336頁/定価4000円+税
ISBN978-4-89176-708-2 絶賛発売中!
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これからも水声社ならではのユニークな書籍をリリースして参りますので、
読者・書店のみなさま、どうかますますのご注目とご声援を!