7月の新刊:小島信夫長篇集成⑨ 静温な日々/うるわしき日々
2016年 8月 2日 コメントは受け付けていません。
静温な日々/うるわしき日々
小島信夫長篇集成⑨
編集委員=千石英世・中村邦生
編集協力=柿谷浩一
解説=中村邦生
月報=小橋めぐみ・尾崎真理子・小嶋俊明
判型:A5判上製
頁数:456頁
定価:6000円+税
ISBN:978-4-8010-0119-0 C0393
装幀:西山孝司
好評発売中!
平穏と異変が重なり合う日々を生きる、本巻の二つの長篇に描かれた主人公とその妻のやりとりを読んでいると、記憶の底が撹てられ、折々の場面で交わした小島信夫との会話が甦ってくる。(中村邦生「解説」より)
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著者生誕100年&没後10年記念出版!
小島信夫のすべての長篇小説を網羅するシリーズ、第9回配本。
アルコール中毒とその後遺症に苦しみ入院先を転々とする中年の息子、その介護の疲労から健忘症を患った再婚の妻。日に日に記憶を失いゆく妻と子を前に、老作家は何を思い、何を願うのか……。混沌を極める現代社会における家族と老いの問題を痛ましいながらも軽妙に描き、生の淵源を照らし出す。
【次回配本】
⑩各務原・名古屋・国立/残光 解説=平井杏子 予価6000円+税
【小島信夫の本】
《小島信夫短篇集成》全8巻 セット定価60000円+税
《小島信夫批評集成》全8巻 セット定価60000円+税
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小説の楽しみ 1500円+税
書簡文学論 1800円+税
演劇の一場面 2000円+税
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未完の小島信夫 中村邦生+千石英世 2500円+税
小島信夫の読んだ本 小島信夫文庫蔵書目録 昭和女子大学図書館編 5000円+税
小島信夫の書き込み本を読む 小島信夫文庫関係資料目録 昭和女子大学図書館編 5000円+税
水声通信②/小島信夫を再読する 1000円+税