8月の新刊:石蹴り遊び《フィクションの楽しみ》

2016年 9月 17日 コメントは受け付けていません。

石蹴り遊び石蹴り遊び
《フィクションの楽しみ》
フリオ・コルタサル(著)
土岐恒二(訳)

判型:四六判上製
頁数:579頁
定価:4000円+税
ISBN:978-4-8010-0193-0 C0097
装幀:宗利淳一
好評発売中!


二通りの読み方をもつ開かれた書物

読者を共犯者に,旅の道連れに,仕立てあげること――。『ユリシーズ』の実験的技法を用いながら,パリ,そしてブエノスアイレスを舞台に現代人の苦悩を描いた,ラテンアメリカ文学屈指の野心作。

目次
目次

指定表
向う側から
こちら側から
その他もろもろの側から

解説(土岐恒二)
第三の書(柳原孝敦)

著者について
フリオ・コルタサル(Julio Cortázar)
1914年、ベルギーのブリュッセルに生まれ、84年、パリに没した。小説家。1918年、両親とともにアルゼンチンに戻り、37年から45年までの教員時代を経て、詩や短篇小説の創作を手がける。主な著書に、『対岸』(1945年。水声社、2014年)、『遊戯の終り』(1956年。国書刊行会、1977年)、『すべての火は火』(1966年。水声社、1993年)、『八面体』(1974年。水声社、2014年)、『通りすがりの男』(1977年。現代企画室、1993年)、『海に投げこまれた瓶』(1983年。白水社、1990年)、などがある。

訳者について
土岐恒二
1935年、東京都に生まれ、2014年、神奈川県に没した。東京都立大学大学院博士課程中退。専攻、英文学。主な訳書に、エドマンド・ウィルソン『アクセルの城』(筑摩書房、1972年)、ホルヘ・ルイス・ボルヘス『不死の人』(白水社、1980年)、ジョゼフ・コンラッド『密偵』(岩波書店、1990年)などがある。

関連書
すべての火は火/フリオ・コルタサル/木村榮一訳/2300円+税
対岸/フリオ・コルタサル/寺尾隆吉訳/2000円+税
八面体/フリオ・コルタサル/寺尾隆吉訳/2200円+税

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