《小島信夫長篇集成》完結記念トークイベントのお知らせ
2016年 10月 18日 コメントは受け付けていません。
〜《小島信夫長篇集成》(全10巻)完結記念〜
春日武彦×小池昌代「小島信夫のオカシナ魅力」
近年、若手作家による再評価が進む戦後文学の鬼才・小島信夫。
没後10年にあたる今年、著者の全15長篇を網羅した《小島信夫長篇集成》(全10巻)が完結しました。
これを記念して、本集成に解説をお寄せいただいた、精神科医の春日武彦さん、詩人の小池昌代さんのお二人をお迎えし、代表作『抱擁家族』『別れる理由』をはじめ、「アメリカン・スクール」「馬」「吃音学院」など、小島文学の中でも特にユニークな長篇・短篇を読み解きながら、小島文学を徹底解剖していただきます。
ユーモア、自虐、ズレ、偏執、倒錯……などなど、作品の随所に見え隠れする〈オカシサ〉というポイントに注目し、精神科医vs詩人という異色の視点から小島信夫の急所を探る試みです。
小島信夫を読みあぐねている人も、小島信夫を読み飽きた(?)人も必聴の、小島信夫〈新〉入門!
【トークイベント詳細】
日時:2016年11月11日(金)18:30開場、19:00開演
会場:MARUZEN&ジュンク堂 渋谷店(東急百貨店本店7階)喫茶スペース
入場料:1000円(1ドリンク付)
【講師紹介】
春日武彦(かすがたけひこ)
精神科医。心理学に関する随筆の他、文学をめぐる著作も多い。主な著書に、『健全な肉体に狂気は宿る』、『精神科医は腹の底で何を考えているか』、『自己愛な人たち』、『鬱屈精神科医、占いにすがる』など。『小島信夫長篇集成①島/裁判/夜と昼の鎖』解説。
小池昌代(こいけまさよ)
詩人、小説家。主な著書に、『タタド』(川端康成文学賞)、『ババ、バサラ、サラバ』(小野十三郎賞)、『コルカタ』(萩原朔太郎賞)、『たまもの』(泉鏡花文学賞)、『悪事』など。『小島信夫長篇集成③抱擁家族/美濃』解説。
*ご予約について*
参加のご予約は、店頭またはお電話(03-5456-2111)にて承っております。お席には限りがございますので、お早めにお申し込みください。
★小島信夫の著作や関連書を集めた〈小島信夫ブックフェア〉も、MARUZEN&ジュンク堂渋谷店さんにて近日スタート予定です。お楽しみに!