11月の新刊:三島由紀夫の時代――芸術家11人との交錯

2016年 11月 18日 コメントは受け付けていません。

ピクチャ 3三島由紀夫の時代
芸術家11人との交錯
松本徹(著)

判型:四六判上製
頁数:288頁
定価:2800円+税
ISBN:978-4-8010-0205-0 C0095
装幀:齋藤久美子
11月25日発売!



〜11・25《憂国忌》記念刊行!〜
共に生きた芸術家たちとの親交/離別からひもとく、
三島由紀夫、激動の半生。

〈日本〉を背負って生き、書き、そして激動のうちに命を散らした戦後文学の怪物=三島由紀夫。
その謎に包まれた全体像を、川端康成、澁澤龍彦、細江英公、大岡昇平、江藤淳ら、昭和を駆け抜けた文学者・芸術家との親交と離別をたどりながら鮮やかに描く。
三島由紀夫研究において見過ごされがちであった同時代人との交流に焦点を当て、三島文学/研究の入門書としても読める迫真の評論!

目次
はじめに
川端康成 無二の師友
蓮田善明 死ぬことが文化
武田泰淳 自我の「虚数」の行方
六世中村歌右衛門 虚構を生きる
大岡昇平 回帰と飛翔と
福田恆存 劇なるものを求めて
細江英公 『薔薇刑』白と黒のエロス
澁澤龍彦 ニヒリズムの彼方へ
橋川文三 同時代の怖ろしさ
林房雄 心情の絶対性
江藤淳 二つの自死
主要参考・引用文献
あとがき

著者について
松本徹(松本徹)
1933年,北海道に生まれる。大阪市立大学文学部卒業。産経新聞勤務の後,近畿大学,武蔵野大学の教授を経て,現在,三島由紀夫文学館館長。近年の主な著書に,『三島由紀夫の最後』(文藝春秋,2000年),『三島由紀夫 エロスの劇』(作品社,2005年),『小栗往還記』(文藝春秋,2007年),『風雅の帝 光厳』(鳥影社,2010年),『天神への道 菅原道真』(試論社,2014年),『三島由紀夫の生と死』(鼎書房,2015年)などがある。

関連書
渾沌と抗戦――三島由紀夫と日本、そして世界
井上隆史・久保田裕子・田尻芳樹・福田大輔・山中剛史 編/5000円+税

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