12月の新刊:エクリプス《フィクションの楽しみ》
2016年 11月 18日 コメントは受け付けていません。
エクリプス
《フィクションの楽しみ》
エリック・ファーユ(著)
松田浩則(訳)
判型:四六判上製
頁数:248頁
定価:2500円+税
ISBN:978-4-8010-0194-7 C0097
装幀:宗利淳一
12月7日発売!
ありふれた日常から突如として連れ去られた人々は,海の向こうの閉ざされた世界〈北朝鮮〉で何を見たのか――
拉致被害者たちとその家族,新聞記者,さらには北朝鮮工作員たちの運命を半世紀という時間の中に交錯させ,《拉致》という悲劇の核心に迫る!
【著者について】
エリック・ファーユ(Éric Faye)
1963年,リモージュ(フランス)に生まれる。エコール・シュペリエール・ド・ジュルナリスムに学んだ後,ロイター通信の記者として勤務しながら,1990年より創作活動に入る。主な著書に,『長崎』(水声社,2013年),『わたしは灯台守』(水声社,2014年),『みどりの国 滞在日記』(水声社,2014年)などがある。
【訳者について】
松田浩則(まつだひろのり)
1955年,福島県に生まれる。東京大学大学院博士課程中退。現在,神戸大学大学院人文学研究科教授。専攻、フランス現代文学。主な著書に,『ポール・ヴァレリー『アガート』訳・注解・論考』(共著,筑摩書房,1994年),主な訳書に,ドニ・ベルトレ『ポール・ヴァレリー』(法政大学出版局,2008年),ジッド+ルイス+ヴァレリー『三声書簡 1888-1890』(共訳,水声社,2016年)などがある。
【関連書】
〈エリック・ファーユの本〉
長崎/松田浩則訳/1800円+税
わたしは灯台守/松田浩則訳/2500円+税
みどりの国 滞在日記/三野博司訳/2500円+税