3月の新刊:文人伝
2017年 3月 15日 コメントは受け付けていません。
文人伝
ウィリアム・マルクス(著)
本田貴久(訳)
判型:四六判上製
頁数:320頁
定価:3200円+税
ISBN:978-4-8010-0180-0 C0098
装幀:長澤均(パピエ・コレ)
3月30日頃発売!
過去の文人、そして未来の文人に捧げる書
過去のテクストを読み、注釈を入れ、ときには未来に向けてテクストを書く者=文人とはいかなる存在なのか? 古今東西の文人たち――孔子から菅原道真、そしてロラン・バルトまで――のさまざまな〈生〉を題材に、その誕生から死までの〈文人の一生〉を24章で描きだす。
【目次】
第1章 誕生
第2章 身体
第3章 性
第4章 時間割
第5章 教育
第6章 試験
第7章 書斎
第8章 経済
第9章 家
第10章 庭
第11章 動物
第12章 性別
第13章 食事
第14章 憂鬱
第15章 魂
第16章 宗教
第17章 論争
第18章 アカデミー
第19章 政治
第20章 戦争
第21章 戴冠
第22章 島
第23章 夜
第24章 死
【著者について】
ウィリアム・マルクス(William Marx)
1966年、ヴィルヌーヴ゠レザヴィニョンに生まれる。パリ第10大学教授。専攻、比較文学。著書に、『文学との訣別』(L’Adieu à la littérature, Minuit, 2005)、『オイディプスの墓』(Le Tombeau d’Œdipe, Minuit, 2012. 以上は水声社より近刊)、『文学への憎悪』(La Haine de la littérature, Minuit, 2015)などがある。
【本田貴久】
ほんだたかひさ
1975年、東京都に生まれる。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。現在、中央大学准教授。専門は、両大戦間期のフランス文学。主な訳書に、フランソワ・キュセ『フレンチ・セオリー』(共訳、NTT出版、2010年)、『フランス民話集』Ⅲ~Ⅴ巻(共訳、中央大学出版部、2014~16年)などがある。