《シュルレアリスムの25時》第2期刊行開始!
2017年 12月 13日 コメントは受け付けていません。
《シュルレアリスムの25時》第2期
判型:四六判上製
平均頁数:256頁
平均定価:3000円+税
装幀:宗利淳一
12月中旬刊行開始!
*内容見本:PDFでダウンロードできます→〔表/裏〕
(実際のものとは色が異なるページがございます。)
全国の書店でも配布しております。
現在よりも生々しい過去と、胸を締めつけるような未来からの呼び声が交錯する時間において、互いに矛盾する物語がぶつかりあって作り出す風景を、私たちは今一度シュルレアリスムと名づけるのである。
今一度、シュルレアリスムと出会うために――
およそ一世紀前、何を目指しているのかも定まらぬままパリに集った若者たちが始めた「シュルレアリスム」は、次第にアンドレ・ブルトンを中心としてその輪郭を明確にしながら運動体を形成し、半世紀前、ブルトンの死去とともにその役割を終えたかのようにみえる。しかし、明確な定義からどこまでも逃れゆくシュルレアリスムなるものは、ブルトンも意図しえなかったほどに流転を重ね、定点観測がもはや不可能になって久しい。一人ひとりが大胆なシュルレアリスムの使用法を見つけること、そしてその度にシュルレアリスムは輪郭を緩めること、そこに尽きせぬ魅力があるのではないだろうか。
知られざるシュルレアリストを紹介した「第1期」にまして、さらなる未踏の地へ誘う「第2期」、ついに刊行開始!
【本叢書の特色】
・ 第一線で活躍する気鋭のシュルレアリスム研究者による書き下ろし。
・ 各巻に、充実した年譜と書誌を付す。
・ 付録として、各作家の本邦初訳のテクストや、画家の場合には、図版も多数収録。
・ はじめてシュルレアリスムに触れる方々から、すでに「知っている」シュルレアリスムを覆したい研究者まで、シュルレアリスムとアヴァンギャルド芸術に関心を寄せるすべての人たちのための新たな入門書。
【刊行予定】2017年12月より隔月刊行予定
第1回配本 『カレル・タイゲ ポエジーの探求者』/阿部賢一
第1回配本 『ミシェル・ファルドゥーリス=ラグランジュ 神話の声、非人称の声』/國分俊宏
第2回配本 『ジャン=クロード・シルベルマン フィギュールの危険な誘惑』/齊藤哲也
第3回配本 『フルーリ・ジョゼフ・クレパン 精霊たちの煌めく楽園』/長谷川晶子
第4回配本 『ジゼル・プラシノス ファム=アンファンの逆説』/鈴木雅雄
第5回配本 『ルネ・ドーマル 静かなる聖戦』/谷口亜沙子
第6回配本 『ジュール・モヌロ 知性の葛藤』/永井敦子
第7回配本 『ミシェル・カルージュ 至高点をめざす二つの道』/新島進
第8回配本 『エルヴェ・テレマック 形象の冒険』/中田健太郎
第9回配本 『クロード・タルノー 逃走線と神話』/鈴木雅雄
* 刊行の順序は変更になる場合もございます。