11月の新刊:老練な船乗りたち《ブラジル現代文学コレクション》

2017年 11月 10日 コメントは受け付けていません。

老練な船乗りたち_書影老練な船乗りたち
《ブラジル現代文学コレクション》
ジョルジ・アマード(著)
高橋都彦(訳)

判型:四六判上製
頁数:372頁
定価:3000円+税
ISBN:978−4−8010−0292−0 C0397
装幀:宗利淳一
11月下旬発売

“船乗り”であることに不思議な情熱をかけた男たちの物語
魔術的リアリズムともいうべき虚実をないまぜにした巧みな文体をあやつり、神秘的で怪しげなバイーアの下町を、ボヘミアンや娼婦らの強烈な個性とともに描いた「キンカス・ベーロ・ダグアの二度の死」他一篇を含む、現代ブラジルの世界的作家ジョルジ・アマードの代表作!


目次
キンカス・ベーホ・ダグアの二度の死

遠洋航海船長ヴァスコ・モスコーゾ・ジ・アラガンの物議をかもした冒険談についての紛れもない真実

訳者あとがき

著者について
ジョルジ・アマード(Jorge Amado)
1912年、ブラジル東北地方バイーア州に生まれ、2001年、同地で没した。小説家。1951年にスターリン国際平和賞を受賞。主な作品には、『果てなき大地』(武田千香訳、新潮社、1996)、『丁子と肉桂のガブリエラ』(尾河直哉訳、彩流社、2008)、『砂の戦士たち』(阿部孝次訳、彩流社、2008)などがある。

訳者について
高橋都彦(たかはしくにひこ)
1943年、東京都に生まれる。東京外国語大学大学院外国語研究科(ロマンス系言語専攻)修士課程修了。拓殖大学名誉教授。専攻、ポルトガル語学・文学。主な訳書に、クラリッセ・リスペクトール『G・Hの受難/家族の絆』(共訳、集英社、1984)、フェルナンド・ペソア『不安の書』(新思索社、2007、これによりポルトガル大使館ロドリゲス通事賞受賞)などがある。

関連書
エルドラードの孤児/ミウトン・ハトゥン/武田千香訳/2000円+税

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