クロソウスキーをめぐるシンポジウムが開催
2018年 1月 15日 コメントは受け付けていません。
「多様」と「特異」の作家
――いまクロソウスキーを(よ)みなおす
Relire Klossowski Aujourd’hui
来る2018年2月4日(日)に、東京藝術大学にて、公開シンポジウム『「多様」と「特異」の作家――いまクロソウスキーを(よ)みなおす』が開催されます。
日時:2018年2月4日(日)10:30〜17:45(開場10:00)
場所:東京藝術大学 音楽学部 5号館109教室
予約不要、入場無料です。詳細はこちらのフライヤー(PDF)をご覧ください。
近年ますます注目される「特異」な作家クロソウスキーについて、Ⅰ―神(々)との対峙、Ⅱ―倒錯と政治性、Ⅲ―イメージをめぐって、の3つのセッションから作家の「多様」な思考を解きほぐそうと試みる日本初のシンポジウムです。またとない本シンポジウムにぜひ足をお運び下さい。
作家、思想家、小説家、翻訳家、画家、さらには俳優など、さまざまな顔をもつピエール・クロソウスキー(1905-2001)。神学、宗教学、神話学、哲学、文学、美学、芸術学などにまたがる、広範かつ多様な関心に貫かれたその特異な作品群は、20世紀のフランス文学・思想においてきわめて分類の難しい、独特の位置を占めている。しかし、本シンポジウムの目的は、そうした分類を新たに試みるものではないし、この人物の何らかの全体像を提示することでもない。その活動の多様なありようを踏まえたうえで、そこで複雑に絡み合った糸のようなものをいったん解きほぐし、その作品から出発してどのような思考の局面を切り開いていくことができるのかを考えてみたい。この作家を単独で扱ったものとしてはおそらく日本で初となるこのシンポジウムをきっかけに、クロソウスキーをめぐる言説がこれまでよりいくらか風通しのよいものになっていくのならば幸いである。(フライヤーより)