カフカの夢分析@中沢新一書店(ジュンク堂池袋本店)
2009年 12月 17日 コメントは受け付けていません。
去る12月5日から来年6月6日まで、ジュンク堂書店池袋本店で
開催されている中沢新一店長の「中沢新一書店」(→*)に、
弊社刊『カフカの夢分析』がチョイスされています(→*)。
本書は、ドゥルーズ=ガタリによる文字通り画期的なマイナー文学論、
『カフカ』を、ガタリの側から裏書きするようなモティーフで、
比較的短い論文やエッセイ、ガタリが企画していたという
映画の撮影台本などで構成されています。
フェッリクス・ガタリという思想家をラディカルに
構成していたのが、じつはカフカという作家にほかならない、
ということがよくわかる、コンパクトな1冊です。
訳者の杉村昌昭さんの周到な解説もあわせて、ぜひご一読ください。
*弊社では来春、本書の編注者ステファヌ・ナドー氏の
アンチ・オイディプス論も刊行予定です。こちらも乞うご期待!
また、この「中沢新一書店」では、シクロフスキイ『レーニンの言語』や
『ミハイル・バフチン全著作』、シュタイナー関連書など、
弊社刊行物が25点リストアップされています。
近郊にお住まいの方は、ぜひ書店へお運びください。(編集部 naovalis)
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フェリックス・ガタリ/ステファヌ・ナドー編
杉村昌昭訳
カフカの夢分析
四六判上製162頁/定価1,800円+税ISBN 978-4-89176-694-8 C 0010 好評発売中!
夢、精神分析、そして映画——。
それは予知夢か、あるいは悪夢だったのか?現代思想最大の異端児、ガタリが遺したカフカ論、
およびカフカ映画のシナリオ断片をコンパクトに集成。
64の夢に導かれた新たなカフカが、いま、ここから〈起働〉する。