4月の新刊:議論して何になるのか

2018年 4月 6日 コメントは受け付けていません。

議論して何になるのか議論して何になるのか
ナショナル・アイデンティティ、イスラエル、68年5月、コミュニズム
アラン・バディウ
+アラン・フィンケルクロート(著)
的場寿光+杉浦順子(訳)

判型:四六判上製
頁数:211頁
定価:2800円+税
ISBN:978−4−8010−0333−0 C0010
装幀:宗利淳一
4月9日頃発売!


対峙すべき本当の敵とは何か?
根本的に相反するふたりの哲学者が、緊張に満ち、火花散るような、時に激昂に達するほどの雰囲気のなかで、ナショナル・アイデンティティ、イスラエル、68年5月、コミュニズムについて、白熱の議論を闘わせる!


目次
序章
第一章 ナショナル・アイデンティティと諸国民について
第二章 ユダヤ教とイスラエル、および普遍主義について
第三章 六八年五月について
第四章 コミュニズムについて――その過去と未来

訳註
訳者あとがき

著者について
アラン・バディウ(Alain Badiou)
1937年、モロッコのラバトに生まれる。哲学者。パリ第8大学、高等師範学校等で教鞭をとる。高等師範学校名誉教授。主な著者に、『哲学宣言』(黒田昭信、遠藤健太訳、藤原書店、2004)、『サルコジとは誰か?』(榊原達哉訳、水声社、2009)、『コミュニズムの仮説』(市川崇訳、水声社、2013)などがある。
アラン・フィンケルクロート(Alain Finkielkraut)
1949年、フランスのパリに生まれる。哲学者。理工科学校等で教鞭をとる。2014年アカデミ・フランセーズ会員に選出。主な著書に、『思考の敗北あるいは文化のパラドクス』(西谷修訳、河出書房新書、1988)、『愛の知恵』(磯本輝子+中嶋公子訳、法政大学出版局、1995)、『二〇世紀は人類の役に立ったのか』(川竹英克訳、凱風社、1999)などがある。

訳者について
的場寿光(まとばとしみつ)
1977年、福岡県に生まれる。神戸大学大学院文化学研究科博士課程修了。博士(文学)。現在、島根大学特別嘱託講師。専攻、20世紀フランス文学。主な著書に『ベルギーを〈視る〉』(共著、松籟社、2016)、主な訳書にアルフォンソ・カリオラート、ジャン=リュック・ナンシー『神の身振り』(共訳、水声社、2013)などがある。
杉浦順子(すぎうらよりこ)
1971年、愛知県に生まれる。ルーアン大学大学院博士課程修了。博士(文学)。現在、広島修道大学教授。専攻、20世紀前半フランス文学。主な訳書にフィリップ・ソレルス『セリーヌ』(現代思潮社、2011)、『GRIHL 文学の使い方をめぐる日仏の対話』(共訳、吉田書店、2017)などがある。

関連書
ベケット――果てしなき欲望/アラン・バディウ/西村和泉訳/2000円+税
サルコジとは誰か?――移民国家フランスの臨界/アラン・バディウ/榊原達哉訳/2200円+税
愛の世紀/アラン・バディウ/市川崇訳/2200円+税(*ニコラ・トリュオングとの共著)
コミュニズムの仮説/アラン・バディウ/市川崇訳/3000円+税

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