6月の新刊:夜と言葉と世界の果てへの旅――小池博史作品集

2018年 6月 25日 コメントは受け付けていません。

夜と言葉と世界の果てへの旅夜と言葉と世界の果てへの旅
小池博史作品集
小池博史(著)

判型:四六判上製
頁数:325頁
定価:2800円+税
ISBN:978-4-8010-0351-4 C0074
装幀:梅村昇史
6月下旬発売!

小池の舞台には、世界がどう変わろうとも人体は変わらない、という希望がある。その源がここにある。
――葛西薫(アートディレクター)

色彩とイマージュにあふれたことばの乱舞。
聲が羽根をつけて変幻自在に踊りだす。
小池舞台の魔術の秘法はここにあった!
――今福龍太(人類学者・批評家)


1982年の立ち上げから2012年の解散までの「パパ・タラフマラ」の30年間と、「小池博史ブリッジプロジェクト」での舞台作品制作のために書かれた各種テキスト、そのほか短い物語をまとめた作品集。〈台本〉という概念を超えた、言葉によるもうひとつ別のイマジナリーな空間表現。アーカイヴから厳選された15作品を収録。

目次
まえがき

青(1994年)
闇のオペラ(1983年)
喰う女(1983年)
タイポ――5400秒の生涯(1983年)
アレッホ――風を讃えるために(1987年)
島――No Wing Bird on the Island(1997年)
船を見る――Ship in a View(1997年)
WD(2000-2001年)
パンク・ドンキホーテ(2009年)
森と夜と世界の果てへの旅(2011年)
Between The Times(2012年)
ささやき(2015年)
世界会議(2017年)
2030世界漂流(2018年)
幻の光(1992年)

あとがき

著者について
小池博史(こいけひろし)
1956年、茨城県生まれ。一橋大学社会学部卒。舞台演出家。1982年から2012年までパパ・タラフマラ、以降「小池博史ブリッジプロジェクト」を主宰。70作品を創作、40カ国で上演。著書として『ロンググッドバイ――パパ・タラフマラとその時代』(青幻舎、2011年)、『からだのこえをきく』(新潮社、2013年)、『新・舞台芸術論』(水声社、2017年)などがある。

関連書
新・舞台芸術論――21世紀風姿花伝/小池博史/2500円+税

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