7月の新刊:立原道造――故郷を建てる詩人
2018年 6月 27日 コメントは受け付けていません。
立原道造
故郷を建てる詩人
岡村民夫(著)
判型:四六判上製
頁数:348頁
定価:3500円+税
ISBN:978-4-8010-0348-4 C0095
装幀:西山孝司
7月6日ごろ発売!
★6月30日(土)の四季派学会で先行発売予定!
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青春の抒情をうたう詩人であると同時に、将来を嘱望された新進建築家でもあった立原道造。故郷喪失感を抱えた東京人としての彼は、文学と建築という対照的領域の狭間に「第二の故郷」をいかにして創造したのか? 従来の立原論が軽視してきた「詩人にして建築家」という二重性に着目し、双方を同等の比重でとらえる画期的論考。
【目次】
序 手と足
第一章 建築論
第二章 建築文学
第三章 建築設計
付論Ⅰ 立原道造の盛岡――北での「対話」
付論Ⅱ 軽井沢という「故郷」――堀辰雄、立原道造、そして中村真一郎
【著者について】
岡村民夫(おかむらたみお)
1961年、神奈川県に生まれる。法政大学教授(表象文化論)。四季派学会理事、宮沢賢治学会イーハトーブセンター会員、表象文化論学会会員。主な著書に、『旅するニーチェ――リゾートの哲学』(白水社、2004年)、『イーハトーブ温泉学』(みすず書房、2008年)、『柳田国男のスイス――渡欧体験と一国民俗学』(森話社、2013年)、訳書に、マルグリット・デュラス『デュラス、映画を語る』(みすず書房、2003年)などがある。