10月の新刊:もどってきた鏡《フィクションの楽しみ》
2018年 10月 31日 コメントは受け付けていません。
もどってきた鏡
《フィクションの楽しみ》
アラン・ロブ=グリエ (著)
芳川泰久(訳)
判型:四六判上製
頁数:312頁
定価:2800円+税
ISBN:978-4-8010-0362-0 C0097
装幀:宗利淳一
10月下旬頃発売!
自伝か、フィクションか?
幼少期の思い出から、デビュー作『消しゴム』執筆時、作家になってからの講演旅行まで、さまざまな自伝的回想と幻想的なフィクションの織り交ぜられた、知られざるロブ=グリエの世界!
ヌーヴォーロマンの旗手であり、実験的な文学を世に出してきた作家による自伝でありながら、自らの作品について文学観を赤裸々に語る、ロブ=グリエ自身によるロブ=グリエ。
【著者について】
アラン・ロブ=グリエ(Alain Robbe-Grillet)
1922年、フランスのブレストに生まれ、 2008年、カーンで没した。ヌーヴォー・ロマンを代表する作家であり、映画監督でもある。主な小説に『消しゴム』(1953年。光文社、2013年)、『覗くひと』(1955年。講談社、1999年)、シナリオに『去年マリエンバートで』(1960年)などがある。
【訳者について】
芳川泰久(よしかわ やすひさ)
1951年、埼玉県に生まれる。早稲田大学大学院 博士課程修了。現在、早稲田大学文学学術院教授。専攻、フランス文学。主な著書に、『書 くことの戦場』(早美出版社、2018年)、小説に『歓待』(水声社、2009年)、訳書に、バルザッ ク『二人の若妻の手記』(水声社、2016年)などがある。