8月の新刊:生きている音楽——キューバ芸術音楽の民族誌

2021年 7月 26日

書影 生きている音楽生きている音楽
キューバ芸術音楽の民族誌
田中理恵子(著)

判型:A5判上製
頁数:388頁
定価:6000円+税
ISBN:978-4-8010-0588-4 C0039
装幀:宗利淳一
8月上旬頃発売!

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キューバの音楽人類学
ボレロ、ルンバ、アフロ・キューバンなどさまざまな音楽を発展・融合させた特異な歴史をもつ音楽大国キューバ。音楽実践が生活と親密に関わる国で営まれる芸術音楽とはなにか? フィールドワークを通してハバナに暮らす人々の語りを収集・分析することにより、人々の生活と音楽が結びつくダイナミズムを描き出す。
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既刊本紹介:ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブとキューバ音楽の手帖

2021年 7月 26日

キューバ音楽の手帖_書影ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブとキューバ音楽の手帖
大須賀猛(編)

判型:A5変判上製
頁数:164頁
定価:2200円+税
ISBN:4-89176-416-3 C0074
装幀:宗利淳一
発売中!

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映画『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』の感動を熱く深く刻み込むための完全ガイド!

ヴィム・ヴェンダース監督のドキュメンタリー映画『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』(1999年)の製作の元となったアルバム『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』発売から25年。これを記念して『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ:25周年アニヴァーサリー・エディション』のアルバムが9月17日に発売されます。

映画に登場するキューバ音楽界の伝説のミュージシャンたちの豊富な写真とインタビュー、詳しい解説によって、古き良きキューバ音楽界をガイドした『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブとキューバ音楽の手帖』(2000年)はまだまだ発売中。

主な内容
ミュージシャンの横顔とアルバム・ガイド
ライ・クーダー・インタビュー
キューバ音楽ベストCD56選
中村とうようのキューバ音楽史
北村正和の最新コンサートルポ
現地音楽事情座談会

 

追悼 クリスチャン・ボルタンスキー

2021年 7月 19日

クリスチャン・ボルタンスキーフランスを代表する現代美術家、クリスチャン・ボルタンスキー氏が、2021年7月14日、パリで亡くなりました。
2019年から2020年にかけて、大阪の国立国際美術館、東京の国立新美術館、長崎県立美術館を巡回した大回顧展「クリスチャン・ボルタンスキー-Lifetime」展の図録をはじめ、ボルタンスキー氏の軌跡をたどる水声社の好評既刊をご案内します。





クリスチャン・ボルタンスキー Lifetime 国立新美術館+国立国際美術館+長崎県美術館編
判型:B5判変型上製
頁数:208頁、全頁カラー
定価:3000円+税
ISBN:978-4-8010-0392-7 C0072

クリスチャン・ボルタンスキー――死者のモニュメント[増補新版] 湯沢英彦著
判型:A5判上製
頁数:400頁
定価:6000円+税
ISBN:978-4-8010-0430-6 C0070

クリスチャン・ボルタンスキーの可能な人生 クリスチャン・ボルタンスキー+カトリーヌ・グルニエ著 佐藤京子訳
判型:A5判上製
頁数:320頁
定価:4500円+税
ISBN:978-4-89176-789-1 C0070

 

7月の新刊:残酷物語《ヴィリエ・ド・リラダン・コレクション》

2021年 7月 9日

残酷物語 書影残酷物語
《ヴィリエ・ド・リラダン・コレクション》
ヴィリエ・ド・リラダン(著)
田上竜也(訳)

判型:四六判上製
頁数:448頁
定価:3500円+税
ISBN:978-4-8010-0585-3 C0097
装幀:Gaspard Lenski
7月25日頃発売!

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崇高と悲惨に引き裂かれた悪魔的な笑い!
亡き妻の復活を神秘的に描き出す傑作短編「ヴェラ」をはじめ、死刑愛好者を描いた「最後の宴の会食者」、ブルジョワ社会を痛烈に皮肉る疑似科学小説「天空の広告掲示」「栄光製造機」「断末魔の吐息の化学的分析器」など、ヴィリエの〈反レアリスムの美学〉が結晶化した傑作短編集。詳註を付した決定版!

◉新シリーズ《ヴィリエ・ド・リラダン・コレクション》
澁澤龍彦も耽溺したデカダンス作家オーギュスト・ド・ヴィリエ・ド・リラダンの傑作小説を集めた異色のコレクション。SFから怪奇・幻想・諷刺ものまで、諧謔精神あふれる作品群を現代に甦らせる!
未来のイヴ 木元豊訳(近刊)/クレール・ルノワール 鈴木雅生訳(近刊)
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7月の新刊:廃墟の形《フィクションのエル・ドラード》

2021年 7月 9日

書影 廃墟の形廃墟の形
《フィクションのエル・ドラード》
フアン・ガブリエル・バスケス(著)
寺尾隆吉(訳)

判型:四六判上製
頁数:490頁
定価:3500円+税
ISBN:978-4-8010-0586-0 C0397
装幀:宗利淳一
7月25日頃発売!


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いまだ知られざる不確かな真実
J・G・バスケスはガルシア・マルケスの後を継ぐコロンビア文学の巨匠だ。
——アリエル・ドルフマン

1948年、ボゴタの路上で暗殺された政治家ホルヘ・エリエセル・ガイタンの死はコロンビアを深刻な危機に陥れた。2014年、博物館に展示されたガイタンのスーツを盗もうとした男が逮捕される。
ガイタン殺害の背後にある「真実」を探求するこの男は、かつて作家J・G・バスケスに接近し、ある本を書くようしつこく迫っていた……
ガイタン暗殺にジョン・F・ケネディ暗殺が関係するなど、すべてに陰謀を嗅ぎつける謎の男、カルロス・カルバージョを通してコロンビアの歴史に迫り、入念な調査を元に過去の闇をスリリングに描き出す傑作長編。
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7月の新刊:コロナ・エポック

2021年 7月 9日

コロナ・エポックコロナ・エポック
スタシス・エイドリゲーヴィチュス(作品)
中川素子(文)

判型:A4判変上製
頁数:オールカラー64頁
定価:2200円+税
ISBN:9784-4-8010-0571-6 C0070
装幀:宗利淳一
7月上旬頃発売!

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コロナとマスクをめぐるマスカレード(仮面劇)、イマジネーションのダンスがはじまるよ。――森村泰昌

コロナ、マスクという言葉が社会に浸透し、激変した日々の生活をふりかえり、ポーランドの芸術家の作品とそれによせたエッセイで構成したアーティストブック。
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7月の新刊:クラウドジャーニー

2021年 7月 8日

クラウドジャーニー書影クラウドジャーニー
加藤有希子(著)

判型:四六判上製
頁数:192頁
定価:2000円+税
ISBN:978-4-8010-0584-6 C0093
装幀:かくだなおみ
7月下旬頃発売!

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呪術と科学しかないこの世界に、欠けているものとは何だろうか?
――吉岡洋(美学者)

2020年春、ひそやかに迫り来る新型コロナウイルスの脅威。変容する世界の中で、美術史研究者の真希は乳がんと診断される。病の意味を問い、乳房を失うことの意味を問いながら、真希は自らの生のあり方を見出していく……。
かつて受けた予言や、美術作品の「美」に翻弄されながらも、真摯に生と向き合う夫婦を描いた、著者渾身の一冊。

本書に関連したワークショップの動画を以下のリンクよりご覧いただけます。
「死生への捧げもの」ワークショップ1日目(2021.12.22)
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6月の新刊: JAPANORAMA: New Vision on Art Since 1970 (『ジャパノラマ:1970年以降の日本の現代アート』英語版)

2021年 7月 6日

ジャパノラマ(英) JAPANORAMA
New Vision on Art Since 1970
Edited by Yuko Hasegawa

Size: modified A5
Pages: 200
Retail Price: 3000 JPY
Paperback
ISBN:978-4-8010-0511-2 C0070
Designed by Junichi Munetoshi
Publication date: June 2021

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Japanorama is the book version of the catalogue for the Japanorama exhibition (published in French) that was held at the Centre Pompidou-Metz (in the city of Metz), a branch of the Centre Pompidou in Paris, in 2017. Consisting of texts by eleven Japanese and French writers as well as introductions to the artists and exhibition materials, it is our hope that this book will go beyond the catalogue and become an important reference that discusses and introduces audiences to contemporary Japanese art and visual culture.

* 日本語版『ジャパノラマ――1970年以降の日本の現代アート』はこちら

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《コメット・ブッククラブ》会費無料期間再延長と、第2弾メールマガジン公開のお知らせ

2021年 7月 5日

2021年6月より会費有料化を予定していた《コメット・ブッククラブ》ですが、ご好評につき、会費無料期間をさらに2021年12月まで延長いたします。有料化の詳細につきましては順次『コメット通信』でお知らせいたします。
ひきつづき、《コメット・ブッククラブ》をどうぞよろしくお願いいたします。

また、《コメット・ブッククラブ》の月刊メールマガジン『コメット通信』は、今回、会費無料期間延長を記念し、『コメット通信』第5号〜8号を特別に一般公開いたします。(第1号〜第4号はこちらで公開中です。)
ぜひ、この機会にご覧ください。

* ご入会についてはこちらをご覧ください。メールマガジンの他、「書籍の特価での購入」や「イベントへのご優待」など、さまざまな特典があります。

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ブッククラブ入会受付中!

2021年 7月 5日

水声社のブッククラブ、《コメット・ブッククラブ》の入会を受け付けております。さまざまな特典もあります。
*2023年1月1日より有料化しました(無料会員の枠組みもございます)。
詳細は、こちらのページをごらん下さい。

ブッククラブの機関紙「コメット通信」のバックナンバーを公開中です。



メール等による直接のご注文を承ります。
詳細は、こちらのページをごらん下さい。

弊社刊行物について、「絶版」などの誤った情報が見受けられることがあります。在庫状況につきましては、弊社営業部までお気軽にお問い合わせください。

 

6月の新刊:ピエール・ルヴェルディとあわいの詩学

2021年 7月 2日

あわいの詩学_書影ピエール・ルヴェルディとあわいの詩学
山口孝行(著)

判型:A5判上製
頁数:305頁
定価:5000円+税
ISBN:978-4-8010-0581-8 C0098
装幀:滝澤和子
6月25日頃発売!

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「空虚」が切り開く地平
キュビスムとの交流、イマージュの生成、ソレームへの隠遁……変貌するルヴェルディ詩学の運動性を剔抉し、雑誌『エフェメール』の実践を準備した詩人として位置づける、本邦初のモノグラフィー!

《ルヴェルディは、その呼吸が広がる地点と縮まる地点を、これ以上ない限界にまで押しすすめた》(アンドレ・デュブーシェ)

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6月の新刊:Anais Nin’s Paris Revisited/Le Paris d’Anais Nin revisité(『アナイス・ニンのパリ、ニューヨーク』英・仏語版)

2021年 7月 1日

ニンのパリ再訪Anais Nin’s Paris Revisited
/Le Paris d’Anais Nin revisité

矢口裕子(著)
Brendan Le Roux(訳)

判型:A5判上製
頁数:フルカラー144頁
定価:3000円+税
ISBN:978-4-8010-0579-2 C0080
装幀:滝澤和子
6月下旬発売!

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『アナイス・ニンのパリ、ニューヨーク』の著者が「パリ編」に2章を加筆し、「アナイス・ニンのパリ再訪」として、英語、フランス語で刊行した対訳本。著者撮影の写真を多数掲載。ニンが生まれ、暮したヌイィ、ルヴシエンヌ、そしてパリでのヘンリー・ミラー、アントナン・アルトー、ロレンス・ダレルらとの交遊の地をたどるエッセイ。
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『ジャパノラマ――1970年以降の日本の現代アート』刊行記念オンラインイベント開催!

2021年 6月 30日

ジャパノラマこのたび『ジャパノラマ――1970年以降の日本の現代アート』の刊行を記念し、7月25日(日)にオンライントークイベント「日本の現代アートのパノラマ」を開催します。
今回のイベントでは、「JAPANORAMA」展のキュレーターであり、本書の編者である長谷川祐子先生、本書の執筆者のなかから小林康夫先生・星野太先生をお招きし、現代日本の視覚文化の鉱脈を探ります。ぜひご参加ください。

長谷川祐子×小林康夫×星野太
日本の現代アートのパノラマ
日時   :2021年7月25日(日) 15:00〜16:30
参加費  :1300円(イベント参加券)
場所   :Zoomウェビナー機能を使用したオンラインライブ配信
主催   :代官山 蔦屋書店

詳細はこちら(代官山蔦屋書店サイト)
お申し込みはこちら

* コメット・ブッククラブ会員の方は本イベントにご優待させていただきます。詳細は『コメット通信』2021年6月号をご覧ください。

 

【第四回公開】座談会*文学としての人文知

2021年 6月 29日

2019年夏〜2021年冬にかけ、東京大学文学部と早稲田大学文学部で開催される研究座談会『文学としての人文知』は、再編されつつある人文科学との対話のなかで、〈文学〉が〈人文知〉と取り結ぶ新たな関係を描き出そうという試みです。発表内容は小社から単行本として刊行する予定ですが、本ページでは、刊行に先駆けて座談会の内容を公開していきます。

第1回 【座談会】文化人類学と文学 〈イメージの人類学〉をめぐって
① 「不可量部分」と「イメージ」② 多元性・複数性③ 幻覚体験をめぐって④ 「フレーム」をめぐる体験

第2回 【座談会】フィクションと文学 フィクション論の現在
① 小説論ではないフィクション論② フィクションと事実の区別③ フィクションと現実の境界をずらす④ フィクションと夢

第3回 【座談会】無意識と文学 ラカンとメルロ=ポンティ
① ラカンvsメルロ=ポンティ?② 哲学者と画家③ 想像的なものの現実性④ 無意識の表象システム⑤ 現実とフィクションとの境界⑥ 哲学と文学、精神分析と文学⑦ 垂直的な過去⑧ まなざしと声

第4回 【座談会】イメージの歴史
① アナロジーと「現実」②イメージを可動的なものと考える③ イメージと世界の共有④ イコノファジー――イメージを所有する
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6月の新刊:物語と日常

2021年 6月 28日

物語と日常物語と日常
二本の映画と二つの物語作家の動機による四つの断章
《水声文庫》
淺沼圭司(著)

判型:四六判上製
頁数:233頁
定価:2500円+税
ISBN:978-4-8010-0575-4 C0095
装幀:宗利淳一
6月下旬頃発売!

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日常、このありきたりで、わかりきった、しかしまた、その正体をとらえがたいもの
非日常が日常化していくコロナ禍の今。日常が加速度的に崩壊してゆくタール・ベラの『トリノの馬』、あるがままの日常をえがいたアキ・カウリスマキの『ル・アーヴル』、そして宮部みゆきの「杉本三郎シリーズ」などを読み解き「日常」とはなにかという問題を美学的視点から考察する。
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『物語のディスクール』等、6点重版のお知らせ

2021年 6月 24日

長らく在庫僅少だった書籍6点を重版しました。
お近くの書店からご注文いただけます。

直接のご注文はこちらへ。

物語のディスクール 叢書《記号学的実践》
ジェラール・ジュネット/花輪光+和泉涼一訳
『失われた時を求めて』を素材に、物語の一般理論、物語の《新たな修辞学》の確立をめざす、必読書との声も高い野心的大著。

パランプセスト 叢書《記号学的実践》
ジェラール・ジュネット/和泉涼一訳
パロディ、パスティシュ、風刺……世界の文学の歴史をテクストの変形と模倣の観点から読み直す、「もうひとつの世界文学史」。

フィクションとディクション 叢書《記号学的実践》
ジェラール・ジュネット/和泉涼一+尾河直哉訳
ルソーやミシュレが美的対象として受容されるとき、いかなる基準が働いているのか。テクストの《文学性》の客観的条件への構造論的、言語行為的な接近。

昔話の形態学 叢書《記号学的実践》
ウラジミール・プロップ/北岡誠司+福田美智代訳
構造言語学におけるソシュール『講義』にも比すべき位置をもつ、記号学の第一の古典。

ポストモダンの条件 叢書《言語の政治》
ジャン=フランソワ・リオタール/小林康夫訳
ポスト構造主義の旗手による極北的ポスト・モダン論。

国家に抗する社会 叢書《言語の政治》
ピエール・クラストル/渡辺公三訳
若くして非業の死を遂げた人類学者が、西欧中心的未開社会像を根底から転倒する。

 

6月の新刊:アフリカからアートを売り込む――企業×研究

2021年 6月 23日

アフリカからアートを売り込むアフリカからアートを売り込む
企業×研究
柳沢史明・緒方しらべ(編)

判型:A5判並製
頁数:224頁
定価:3000円+税
ISBN:978-4-8010-0582-2 C0070
装幀:安藤次朗
6月下旬頃発売!

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アフリカのアート、いかがですか?
アフリカにおいて、アートはどのような意味を持ち、それはどのように日本へ伝えられてきたのだろうか 。「アフリカからアートを売り込む」人びとの経験と研究から、アートが紡ぐ人びとのつながりを詳らかにし、西洋中心的な美術観を問いなおす。企業と研究におけるそれぞれの視点から多角的に描き出す、アフリカのアートへの招待。
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6月の新刊:中村真一郎手帖16

2021年 6月 23日

書影_中村16中村真一郎手帖16
中村真一郎の会(編)

判型:A5判並製
頁数:160頁
定価:1500円+税
ISBN:978-4-8010-0572-3 C0091
装幀:齋藤久美子
6月下旬頃発売!

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戦後文学の旗手・中村真一郎の業績を顕彰する研究・活動を続けている〈中村真一郎の会〉の機関誌第16号。本号では,特集1〈中村真一郎と三島由紀夫〉と題して,長大な小説を構想し,創作に打ち込んだ二人の交錯に迫る。また,膨大な中村作品から,これぞという一冊を9名が紹介する,特集2〈中村真一郎,この一冊〉を掲載! 中村文学への格好の手引き。
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《セガレン著作集》【全巻完結】

2021年 6月 17日

セガレン著作集(全8巻)
編集委員=清水徹・木下誠・渡辺諒
判型:A5変型並製函入
平均頁数:530頁
平均定価:7000円+税
全巻セット定価:55000円+税
装幀:菊地信義
全巻完結!

内容見本呈。PDFでダウンロードできます。→〔〕(実際の内容と一部異なる箇所がございます。)

――〈多様なるもの〉を生きるために――

《セガレンのエグゾティスムは,作品に生の見せかけを与えるために外部から付け加えられる装飾であるどころか,ほかならぬ文学的な語り(パロール)の本質的なドラマを秘めている。あらゆる文学的な語りは,必然的にエグゾティックである。》――ジョルジョ・アガンベン

《セガレンの〈多様なるもの〉の〈美学〉としての〈エグゾティスム〉は,狭い異国的―歴史的局面という根株を取り払った理論であり,詩を完全なものにする味わい深い偶然の出来事を何一つ変質させずに可能にするものである。》――エドゥアール・グリッサン
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6月の新刊:煉瓦と瓦《セガレン著作集⑧》

2021年 6月 17日

セガレン8煉瓦と瓦
《セガレン著作集》第8巻
ヴィクトル・セガレン(著)
渡辺諒(訳)

判型:A5判並製函入
頁数:345頁
定価:5500円+税
ISBN:978-4-8010-0577-8 C0097
装幀:菊地信義
6月下旬頃発売!

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《セガレン著作集》全8巻完結!


詩想の奔流,書法の胎動
中国奥地へと向かう日々――黄土は瞬き,水面は渦巻き,彫像は語らい,寺院は天を突く。たえず顕現するヴィジョンは後年の傑作の種となり,携えたノートは未だ見ぬ散文を鍛えあげるアトリエとなる。現実と想像,認識と感覚,瞬間と持続が混淆する旅日記。
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