6月の新刊:ゴーガンを讃えて/異教の思考《セガレン著作集②》

2021年 6月 17日

セガレン2ゴーガンを讃えて/異教の思考
《セガレン著作集》第2巻
ヴィクトル・セガレン(著)
丹治恆次郎・木下誠(訳)

判型:A5判並製函入
頁数:622頁
定価:10000円+税
ISBN:978-4-8010-0576-1 C0098
装幀:菊地信義
6月下旬頃発売!

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《セガレン著作集》全8巻完結!


エグゾティスムの転位
架空のマオリ人が文明人を論難する哲学的対話『異教の思考』,偉大な芸術家の運命を描いた小伝『ゴーガンを讃えて』,芸術家が世を導く創世譚『快楽の師』など,若きセガレンがゴーガンの遺作に触発され独自のエグゾティスムを開花させた作品(小説,評論,旅日記)を収録。
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6月の新刊:こぼれ話,物語,笑い話 他 《サド全集》第7巻

2021年 6月 15日

書影_サド7こぼれ話,物語,笑い話 他
《サド全集》第7巻
ドナシアン・アルフォンス・フランソワ・ド・サド(著)
橋本到・太原孝英(訳)

判型:A5判上製函入
頁数:415頁(+別丁図版2頁)
定価:6500円+税
ISBN:978-4-89176-880-5 C0397
装幀:中山銀士
6月下旬発売!

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抱腹絶倒の艶笑譚!!
間抜けな夫,猫かぶる妻,初心な娘,男装の麗人,非道な山師,猥らな司祭,杓子定規な裁判官,そして幽霊,悪魔まで……凝り固まった掟をからかい,陽気なエロティシズムとユーモア溢れる逸話集。未訳の傑作『慰みものにされた法院長』をはじめ,本邦初訳を多数収録!
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6月の新刊:バフチン、生涯を語る

2021年 6月 15日

バフチン、生涯を語るバフチン、生涯を語る
M・バフチン+V・ドゥヴァーキン(著)
佐々木寛(訳)

判型:四六判上製
頁数:447頁+モノクロ別丁32頁
定価:4000円+税
ISBN:978-4-8010-0500-6 C0098
装幀:宗利淳一
6月下旬発売!

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バフチンの唯一の〈回想録〉
20世紀最大の思想家の一人であり,21世紀にようやくその真価が明らかになりつつあるソビエト・ロシアの哲学者=文芸学者ミハイル・バフチン。晩年におこなった計13時間のインタビュー録音を,詳細な訳注付きで全訳!

回想録を書かなかったバフチンが,文芸学者ドゥヴァーキンを相手に,幼少期,ギムナジウム,大学時代から,ロシア革命,流刑,大粛清の時代を経た激動の半生と,同時代の学者,詩人,画家,音楽家たちの想い出を存分に語る,ソ連崩壊後にはじめて公刊が可能になった非公式のインタビュー。100名を超える関連人物への詳細な訳注を付す。
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『詳注版 カラマーゾフの兄弟』関連講演のお知らせ(早稲田大学ロシア文学会2021年度春季公開講演会)

2021年 6月 9日

6月19日(土)に、早稲田大学ロシア文学会の2021年度春季公開講演会がオンラインで開催されます。今回は、弊社より2020年に刊行した『詳注版 カラマーゾフの兄弟』の訳者、杉里直人氏(ロシア文学研究家・翻訳者)、および、斎須直人氏(日本学術振興会特別研究員)が、ドストエフスキー生誕200年を記念した講演を行います。ぜひ、ご参加下さい。

学生・一般の方も参加可能です。
参加方法については、早稲田大学ロシア語ロシア文学コースのHPをご覧下さい。 → 

日時
2021年6月19日(土) 13:00-15:00

プログラム
13:00-13:30
「ドストエフスキー生誕200年に際して:最近の学会、文化イベントなど」
齋須直人

13:30-15:00
「言語芸術家ドストエフスキー:『カラマーゾフ』翻訳後に考えたこと」
杉里直人

 

6月の新刊:思考する芸術——非美学への手引き

2021年 6月 8日

書影 思考する芸術思考する芸術
非美学への手引き
アラン・バディウ(著)
坂口周輔(訳)

判型:四六判上製
頁数:296頁
定価:3200円+税
ISBN:978-4-8010-0578-5 C0010
装幀:Gaspard Lenski
6月25日頃発売!

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芸術はそれ自体が思考する。
芸術と哲学の関係はいかなるものなのか? 芸術を真理との関係から問い直し、ダンス、映画、演劇、散文、詩を例に作品でも作者でもなく出来事的な切断によって先導される《芸術的布置》の次元を見定める渾身の芸術論。

《「非美学」という言葉で私が意味するのは、哲学と芸術とのある関係である。それは芸術それ自体が諸真理の生産者であると提起するのであって、哲学のために芸術を一つの対象にしようとは少しも望んでいない。美学的思弁に抗して、非美学が記述するのは、いくつかの芸術作品の自律した実存によって生み出される厳密に哲学内的な諸効果である》(本書より)


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6月の新刊:ジョージ・オーウェル『一九八四年』を読む——ディストピアからポスト・トゥルースまで

2021年 5月 24日

1984ジョージ・オーウェル『一九八四年』を読む
ディストピアからポスト・トゥルースまで
《水声文庫》
秦邦生(編)

判型:四六判上製
頁数:314頁
定価:3000円+税
ISBN:978-4-8010-0574-7 C0098
装幀:宗利淳一
6月上旬発売!

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ディストピアに希望を探れ
文学という枠を越え出て、政治や社会のあり方、あるいは日常生活の襞にいたるまで、今やあらゆる領域へと越境し増殖を続ける『一九八四年』の世界。
動物、ジェンダー、情動、〈ポスト真実〉やポピュリズムといった多様な観点からの精読や、受容史やアダプテーションなど関連作品の分析を通してこの文学的事件の真価を問う、今と未来を生き延びるための『一九八四年』読解。

***

本論集はオーウェルの『一九八四年』を「古典」と「ディストピア」との交錯点で読みなおす試みである。……この小説を古典として読むとき、私たちは一方でその濃密なテクスト性に精読を施しつつ、他方ではそれが潜り抜けてきた受容史の錯綜を丁寧に解きほぐさねばならない。この小説をディストピアとして読むとき、私たちはそこに悪夢の世界を突き抜けるユートピア的批判精神の脈動を触知せねばならない。精読と歴史化の二重の作業によって、『一九八四年』を読みなおす現代的意義を再定義すること――これが本論集の狙いである。
(「序 『一九八四年』をあらためて読むために」より)

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6月の新刊:マホガニー――私の最期の時《フィクションの楽しみ》

2021年 5月 24日

マホガニーマホガニー
私の最期の時
《フィクションの楽しみ》
エドゥアール・グリッサン(著)
塚本昌則(訳)

判型:四六判上製
頁数:239頁
定価:2500円+税
ISBN:978-4-8010-00487-7 C0097
装幀:宗利淳一
6月上旬頃発売!

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聴け、マホガニーの詩(うた)を
ある子どもの胎盤とともに植えられた一本の木。その根元には、成長し逃亡ののち銃殺された子どもが、埋葬される。無数の声なき声とともに生きたマホガニーが、新たな歴史を語りはじめる……。
フォークナーに多大な影響を受け、クレオール化という思想とも言える概念を生み出したカリブ海を代表する作家の、闘争/逃走の叙事詩。
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5月の新刊:わたしのパリ料理だより 

2021年 5月 21日

パリ料理だよりわたしのパリ料理だより
村上葉(著)

判型:46判上製
頁数:139頁
定価:1600円+税
ISBN:978-4-8010-0557-5 C0077
装幀:滝澤和子
5月下旬頃発売!

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マダムたちが愛してやまない、ほんとうのフランス料理
いつの時代でも人を魅了する料理がある。翻訳家であり料理教室を主宰する著者による、文学作品を逍遥しながらの、素朴でいて豊穣な昔ながらのフランス料理をめぐるエッセイ。
バルザック、メグレ警視、そしてプルーストまで。
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5月の新刊:受肉した絵画

2021年 5月 21日

受肉した絵画受肉した絵画
叢書《言語の政治》
ジョルジュ・ディディ=ユベルマン(著)
桑田光平・鈴木亘(訳)

判型:A5判上製
頁数:244頁
定価:3500円+税
ISBN:978-4-8010-0558-7 C0070
装幀:中山銀士(協力:金子暁仁)
5月25日頃発売!

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生きた絵画とは何か?
セザンヌも愛読したバルザックの短編小説『知られざる傑作』をもとに、色彩という観点から美術史や文学史、思想史を通して絵画の「生」を探究する絵画論。
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5月の新刊:ジャパノラマ――1970年以降の日本の現代アート

2021年 5月 20日

ジャパノラマジャパノラマ
1970年以降の日本の現代アート
長谷川祐子(編)

判型:A5変判並製
頁数:204頁
定価:3000円+税
ISBN:978-4-8010-0512-9 C0070
装幀:宗利淳一
5月下旬頃発売!

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1970年以降の日本現代アートの〈パノラマ〉
2017年にポンピドゥー・センター・メッスで開催された、「JAPANORAMA: NEW VISION ON ART SINCE 1970」展。〈群島〉(アーキペラゴ)というコンセプトのもと、6つのテーマを設定し、日本の現代視覚文化をパノラマとして描き出したこの展覧会は大きな反響を巻き起こした。
そのフランス語版カタログに多数の作品・展示写真を追加し、展覧会記録資料を大幅に増補した、待望の日本語版。全ページオールカラー。

* 本書の英語版『JAPANORAMA: NEW VISION ON ART SINCE 1970』を6月に発売予定。
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5月の新刊:革命の印刷術——ロシア構成主義・生産主義のグラフィック論

2021年 5月 19日

革命の印刷術革命の印刷術
ロシア構成主義、生産主義のグラフィック論
E・リシツキー+O・ブリーク+N・タラブーキン+V・ペルツォフ+G・クルツィス+V・ファヴォルスキー(著)
河村彩(編訳)

判型:四六判上製
頁数:258頁+カラー別丁8頁
定価:3200円+税
ISBN:978-4-8010-0566-2 C0070
装幀:宗利淳一
5月下旬頃発売!

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ロシア・デザインの理論
優れたデザインは印刷物資の不足を克服する!……ソ連の理想に賛同した芸術家と批評家たちは、純粋芸術を捨て、識字率の低いロシアの民衆に〈伝える〉ための実用的グラフィックデザインの方法を模索した。初期ソ連の傑出した印刷メディア論を集成。
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5月の新刊:パッサカリア《フィクションの楽しみ》

2021年 5月 19日

パッサカリア書影パッサカリア
《フィクションの楽しみ》
ロベール・パンジェ(著)
堀千晶(訳)

判型:四六判上製
頁数:160頁
定価:2000円+税
ISBN:978-4-8010-0570-9 C0097
装幀:宗利淳一
5月下旬頃発売!

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極北のヌーヴォー・ロマン
不可解な死をめぐって展開する謎めいたエクリチュール。錯綜した言葉の森の果てにぼんやりと立ち現れる……破局……解体……
ロブ゠グリエやベケットの絶賛をあびた著者の代表作。
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5月の新刊:沈黙《フィクションの楽しみ》

2021年 5月 6日

沈黙.indd沈黙
《フィクションの楽しみ》
ドン・デリーロ(著)
日吉信貴(訳)

判型:四六判上製
頁数:150頁
定価:2000円+税
ISBN:978-4-8010-0550-1 C0097
装幀:宗利淳一
5月下旬発売!

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戦争と陰謀の足音、日常にひそむ不条理、意思疎通の不可能/不可解……
2020年10月に原書刊行のデリーロ最新作!!

2022年2月、ある日曜日。
原因不明の大停電が日常を覆った。
電子機器の故障、ネットや電話など通信の途絶、暗闇と静寂。
非常事態に困惑する人々が徘徊し、暴動に揺れる真夜中の大都会。
闇を怖れるように集った5人は何を思い、何を語り、何を求めるのか。
夜は深まり、あまりにも静かな黙示録がはじまるーー
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3-4月の書評

2021年 5月 6日

★ヒップホップ・クロニクル――時代を証言するポピュラー文化 金澤智
『ミュージック・マガジン』(評者:長谷川町蔵)

★ジョルジョ・デ・キリコ――神の死、形而上絵画、シュルレアリスム 長尾天
『アートコレクターズ』3月号(無署名)
『美術手帖』4月号(評者:中島水緒)

★ハンナ・ヘーヒ――透視のイメージ遊戯 香川檀
『ドイツ研究』No.55 2021年3月号(評者:石田圭子)

★赤いナデシコ――《職業革命家》アーシャの回想録 アンナ・ラーツィス/桑野隆訳
『静岡新聞』3月14日付(「波乱の時代に演劇追求」評者:春名徹)

★芸術の脱定義 ハロルド・ローゼンバーグ/桑田光平・桑名真吾訳
『図書新聞』3月27日付(「『前衛以後』の新たな可能性を見つけようとする提案」評者:塚原史)
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オンライン・イベント『加藤周一を21世紀に引き継ぐために』合評会のお知らせ

2021年 4月 28日

『加藤周一を21世紀に引き継ぐために』合評会

来る2021年5月29日(土)に、「『加藤周一を21世紀に引き継ぐために』合評会」が開催されます。
2020年9月に小社より刊行した、三浦信孝・鷲巣力編『加藤周一を21世紀に引き継ぐために』の有する多様な論点にそれぞれフォーカスすべく、多数の報告者を迎え、編者・執筆者との討論を交えて、今世紀における加藤周一の思想の可能性に迫ります。本論文集をお読みになった方々はもちろんのこと、加藤周一に関心を抱かれる方はどなたでも、ぜひご参加ください。(イベント参加費は無料、Zoomでのオンライン・イベントとなります。また、事前に登録が必要となりますので、以下の詳細よりはやめの登録を心がけください。)

詳細は以下のチラシをご確認ください。 →
本イベントは、Zoomを使用したオンライン・イベントです。以下のリンクからの事前登録が必要です。
応募リンク(Googleフォーム):https://forms.gle/r31DVg3V9PN88WCz5
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5月の新刊:英雄たちの夢《フィクションのエル・ドラード》

2021年 4月 20日

英雄たちの夢 書影英雄たちの夢
《フィクションのエル・ドラード》
アドルフォ・ビオイ・カサーレス(著)
大西亮(訳)

判型:四六判上製
頁数:296頁
定価:2800円+税
ISBN:978-4-8010-0573-0 C0397
装幀:宗利淳一
5月上旬頃発売!

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アドルフォ・ビオイ・カサーレスは誰にも似ていない作家であり,
他に類をみない才能の持ち主である。
――カルロス・フエンテス

1927年,カーニバルに沸くブエノスアイレスの夜,主人公のエミリオ・ガウナは仲間たちとどんちゃん騒ぎをしたすえに意識もおぼろのまま《仮面の女》と邂逅する。女はいつのまにか消えてしまうが,疲労感のうちに人生の頂点をなす瞬間を経験する。あの夢のような体験をもう一度生きなおすべく主人公は3年後,ふたたび仲間たちを引き連れてカーニバルの夜にくり出すのだが……
ラプラタ幻想文学の旗手ビオイ・カサーレスによる,ボルヘスが《世界で一番美しい物語》と評した傑作。
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4月の新刊:耳のなかの魚――翻訳=通訳をめぐる驚くべき冒険

2021年 4月 15日

耳のなかの魚_書影耳のなかの魚
翻訳=通訳をめぐる驚くべき冒険
デイヴィッド・ベロス(著)
松田憲次郎(訳)

判型:四六判上製
頁数:352頁
定価:3200円+税
ISBN:978-4-8010-0565-5 C0098
装幀:宗利淳一
4月下旬頃発売!

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〈翻訳とは、人間の条件の別名なのだ。〉
吹き替え映画、前衛文学、自動翻訳機、ニュルンベルク裁判、聖書翻訳……
あらゆる時代と場所をめぐり、翻訳不可能性に抗いながら〈翻訳=通訳〉が何をなすものかを明らかにする。
博覧強記の著者による、空前絶後の翻訳論!!
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オンラインシンポジウム『歓待・倒錯・共犯性—–ピエール・クロソウスキーの思想をめぐって』のお知らせ

2021年 4月 13日

没後20年+論集刊行記念シンポジウム
歓待・倒錯・共犯性
—–ピエール・クロソウスキーの思想をめぐって

来る2021年5月8日(土)に、オンライン・シンポジウム『没後20年+論集刊行記念シンポジウム 歓待・倒錯・共犯性—–ピエール・クロソウスキーの思想をめぐって』が開催されます。
小社で2020年11月に刊行した大森晋輔編『ピエール・クロソウスキーの現在――神学・共同体・イメージ』にご寄稿いただいた執筆者たちにあわせて、國分功一郎氏と山内志朗氏を迎えて、没後20年のピエール・クロソウスキーの思想に迫ります。論文集をお読みになった方々はもちろんのこと、クロソウスキーに関心のある読者にとっては入門となるイベントとなりそうです。
またとない豪華登壇者らによる本イベントにぜひご参加ください(イベント参加費は無料、zoomでのシンポジウムとなります。また、事前に登録が必要となりますので以下の詳細よりはやめの登録を心がけください)。

詳細は以下のチラシをご確認ください。 →
本イベントは、Zoomを使用したオンラインシンポジウムです。以下のリンクからの事前登録が必要です。
https://rois.zoom.us/meeting/register/tZEudeCgqzsoGNW3fFWpNQP-q1mN-jyT44Qi
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3月の新刊:亡霊論的テクスト分析入門

2021年 3月 31日

亡霊論的テクスト分析入門亡霊論的テクスト分析入門
高木信(著)

判型:四六判上製
頁数:370頁
定価:3800円+税
ISBN:978-4-8010-0564-8 C0095
装幀:宗利淳一
3月31日発売!

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この支配からの逃走=闘争!
第一義的意味(デノテーション)の拘束をかいくぐり、多義性・複数性に満ちた世界の実相へと迫るためにーー
物語理論、精神分析、ジェンダー批評などの枠組みも導入しながら、現代文学、歌詞、原発映画を細緻に読み解き、テクストに刻印された〈亡霊論〉的(=不確定的・多義的・攪乱的)な意味/認識/世界のあり方を闡明する、混沌の現代を見つめ直すためのテクスト分析入門。
豊饒なる複数性へと飛翔せよ!

***

〈亡霊〉は日常を決定的に変容させる。〈亡霊論〉的に生きること、〈亡霊論〉的に読むこととは、このような困難を引き受けることである。嘔吐を伴うような〈読む〉という行為、〈解釈〉する行為、〈批評〉する行為を遂行していくことが、〝われわれ〟の常識や思いこみ、抑圧的イデオロギーから身を翻し、逃走=闘争を可能とするはずなのだ。(「あとがき」より)

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4月の新刊:新型コロナウイルス感染症と人類学――パンデミックとともに考える

2021年 3月 23日

書影_フーコー講義録新型コロナウイルス感染症と人類学
パンデミックとともに考える

浜田明範・西真如・近藤祉秋・吉田真理子(編)
判型:46判上製
頁数:369頁
定価:3200円+税
ISBN:978-4-8010-0563-1 C0010
装幀:宗利淳一
4月上旬発売!

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感染予防のブリコラージュ
世界の人びとが経験しているパンデミックについて、人類学はなにを考えることができるのか? COVID-19が編成する多様なネットワークを追跡し、人間の変容可能性を描き出す。
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