イベントのお知らせ:千葉文夫✕根本美作子 ピエール・ミションの凄さ――他者を描く/自分を書く ピエール・ミション『小さき人びと――折々の肖像』(水声社)刊行記念

2023年 11月 6日

小さき人びと――折々の肖像』(小社9月刊)の刊行を記念して、本書訳者の千葉文夫先生とプルースト研究者である根本美作子先生の対談が行われます。ふるってご参加ください。

書影_小さき人びと


千葉文夫✕根本美作子
ピエール・ミションの凄さ――他者を描く/自分を書く
ピエール・ミション『小さき人びと――折々の肖像』(水声社)刊行記念


日時:2023年11月30日(木)19時30分~(19時開場)
会場:本屋B&B・リアルタイム配信(見逃し視聴あり)
参加費:【来店参加(数量限定・1ドリンク付き)】2,750円(税込)/【配信参加】1,650円(税込)
主催:本屋B&B

詳しくは、本屋B&Bのウェブサイトまで。

 

11月の新刊:古代教会スラヴ語入門【選文集】

2023年 11月 2日

古代教会スラヴ語選文集_書影古代教会スラヴ語入門【選文集】
原求作(著)

判型:A5判並製
頁数:163頁
定価:3000円+税
ISBN:978-4-8010-0746-8 C3087
装幀:滝澤和子
11月下旬発売!

試し読み◀/▶直接のご注文はこちらへ◀︎

全スラヴ諸語の書き言葉の基礎となった言語の文法を解き明かす『古代教会スラヴ語入門』の別冊=選文集。
詳細な注釈付きのテキスト12篇と語彙集を収め、実際の表現に触れながら古代教会スラヴ語読解の実践力を身につける。

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11月の新刊:モードで読み解くフランス文学《水声文庫》

2023年 11月 2日

書影_モードで読み解くフランス文学モードで読み解くフランス文学
《水声文庫》
村田京子(著)

判型:四六判上製
頁数:352頁+別丁カラー16頁
定価:4000円+税
ISBN:978-4-8010-0757-4 C0098
装幀:宗利淳一
11月下旬発売!

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服飾にみるジェンダー規範
作家たちは服装の記号を駆使していかに作品を描いたのか? フランス革命と服飾(バルザック)、変装する女性(サンド)、オート・クチュールの世界(ゴンクール)、女の欲望を掻き立てるデパート(ゾラ)など、小説に登場するモードを通して19世紀のフランス社会を読み解く。

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11月の新刊:フォルチュニのマント——『失われた時を求めて』をめぐる衣服の記憶《批評の小径》

2023年 11月 2日

書影_フォルチュニのマントフォルチュニのマント
『失われた時を求めて』をめぐる衣服の記憶
《批評の小径》
ジェラール・マセ(著)
福田桃子(訳)

判型:四六判上製
頁数:162頁
定価:2500円+税
ISBN:978-4-8010-0754-3 C0098
装幀:宗利淳一
11月下旬発売!

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『失われた時を求めて』を裏返しに読む。
マルセル・プルーストと同じ1871年に生まれた天才芸術家マリアノ・フォルチュニ。作家は彼の創造する《衣装》をいかに効果的に織り込むか、その効果を周到に計算していた……
「官能を刺激し、詩的イメージを喚起し、そして苦痛をもたらす役割を、かわるがわる果たす」(プルースト)フォルチュニの絢爛たる衣装がもつ記憶の喚起力を紡ぎ出す。

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11月の新刊:ブランショとともに

2023年 10月 31日

ブランショとともに_書影ブランショとともに

郷原佳以+安原伸一朗+石井洋二郎+髙山花子+伊藤亮太+門間広明+森元庸介+千葉文夫+石川学(著)

判型:四六判アンカット無製本
頁数:80頁
定価:1000円+税
ISBN:978-4-8010-0768-0 C0098
11月上旬発売!

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戦後最大のフランスの文芸批評家モーリス・ブランショへの日本人研究者・批評家たちからの15篇のオマージュ!
《読むのが困難なものこそ読むに価する唯一のものだ。》(M.B.)

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10月の新刊:21世紀のスペイン演劇②

2023年 10月 16日

21世紀のスペイン演劇2_書影21世紀のスペイン演劇②
ライラ・リポイ+フアン・カルロス・ルビオ+フアン・マヨルガ+パチョ・テリェリア+ヘスス・カンポス・ガルシーア+ニエベス・ロドリーゲス+カロリーナ・ロマン(著)
田尻陽一(編)
田尻陽一+岡本淳子(訳)

判型:A5判上製
頁数:278頁
定価:4000円+税
ISBN:978-4-8010-0760-4 C0374
装幀:滝澤和子
10月下旬発売!

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スペイン内戦、異端審問、移民問題、資本主義、セクシャル・アイデンティティ…
2019年から2022年の間にスペインで上演された作品を収録。
あるいはスペイン史の悲劇を、あるいは葛藤を抱える現代人の姿を克明に舞台空間に映し出す、気鋭の劇作家による7編の演劇。

人生ってタバコみたいだって思わないか? 火をつける前は、これからだって期待がある。火をつけて命を与える。火がついた先はこれから素晴らしい夜が待ち受けていると言ってるみたいだ。一口目は甘いリンゴの味、ハッカの香り。そうだな、なめらかな白磁の釉薬って感じかな。でも俺たち、妖術師の魔術にコロッとひっかかってる。あっという間にタバコは燃え尽き、唇を火傷するまで火はすぐそこだ。口の中はいがらっぽい。吸殻を床に捨てる。平然と踏みつぶし、あとは忘れる。残るのは煙だけ。で、一巻の……終わり。
『膵臓』より


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『評伝 ポール・ヴァレリー』(恒川邦夫監訳)、日本翻訳出版文化賞を受賞

2023年 10月 11日

小社より2023年6月に刊行された『評伝 ポール・ヴァレリー』(恒川邦夫監訳)が、第59回日本翻訳出版文化賞を受賞しました。監訳の恒川邦夫先生をはじめ訳者の先生方々、おめでとうございます!
また、選考委員の皆様をはじめ、このたびの選考に関わられた皆様に感謝申し上げます。

 

10月の新刊:アラン・バディウ、自らの哲学を語る

2023年 10月 11日

アラン・バディウ_書影アラン・バディウ、自らの哲学を語る
アラン・バディウ(著)
近藤和敬(訳)

判型:四六判上製
頁数:156頁
定価:2000円+税
ISBN:978-4-8010-0764-2 C0010
装幀:宗利淳一
10月下旬発売!

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バディウ哲学の総決算
存在と普遍性、諸世界と特異性、出来事と主体と諸真理、無限者と絶対者……。哲学との出会いから、哲学の条件とその役割について、そして主著三部作『存在と出来事』『諸世界の諸論理』『諸真理の〈内在〉』の核心まで、直裁簡明に本人が語る!

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10月の新刊:彫刻の呼び声【新装版】

2023年 10月 4日

彫刻の呼び声_書影彫刻の呼び声【新装版】
峯村敏明(著)

判型:A5判上製
頁数:312頁
定価:4500円+税
ISBN:978-4-8010-0742-0 C0070
装幀:滝澤和子
10月下旬発売!


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オブジェ、構成、インスタレーションといった〈類彫刻〉全盛の時代のまっただ中で、真の彫刻はいかにそれらを超え出て輝くことができるか。同時代の彫刻に厳しい眼差しを注ぎながらもその希望の解を求めつづけた稀代の批評、ここに集成。

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10月の新刊:逸脱と侵犯――サラ・ケインのドラマトゥルギー

2023年 10月 4日

逸脱と侵犯_書影逸脱と侵犯
サラ・ケインのドラマトゥルギー
關智子(著)

判型:A5判上製
頁数:352頁
定価:5000円+税
ISBN:978-4-8010-0761-1 C0074
装幀:宗利淳一
10月下旬発売!

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〈会ったことがない私自身、その顔は私の心の裏側に貼り付けられている〉
上演不可能なト書き、語り手のいない台詞、錯綜する時空間、社会的タブーの侵犯、タイポグラフィー的実験、そして死――
表象可能性の極限へと迫り、戯曲という芸術形式そのものを根源的な問いに付した夭折の劇作家、サラ・ケイン。激しく変転する作品に通底するテーマを明らかにする、本邦初のモノグラフ!

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10月の新刊:クリストとジャンヌ゠クロードの環境彫刻――「自由」と「愛」と「最良の時間」

2023年 10月 4日

クリスト_書影クリストとジャンヌ゠クロードの環境彫刻
「自由」と「愛」と「最良の時間」
富士栄厚(著)

判型:A5判上製
頁数:176頁
定価:3000円+税
ISBN:978-4-8010-0763-5 C0070
装幀:齋藤久美子
10月下旬発売!

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環境彫刻を代表する作家が生涯を通じて追求した「最良の時間」とは何だったのか?
デュシャンやヌーヴォー・レアリスムの作家たちをはじめとする同時代の美術家・批評家との交流や、スミッソン、タレルらの作品との比較から、記号学的手法を用いてその全貌を描き出す。

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10月の新刊:オーバーラップ――飛行あるいは夢見ること

2023年 10月 4日

オーバーラップ_書影オーバーラップ
飛行あるいは夢見ること
加藤有希子(著)

判型:四六判上製
頁数:144頁
定価:2000円+税
ISBN:978-4-8010-0762-8 C0093
装幀:滝澤和子
10月下旬発売!

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男は砂漠で葉書を書いた、そこからすべてがはじまる――
アメリカの大学院で美術史を学ぶ千尋と、並行世界を旅する〈飛行機乗り〉の語りが交差する表題作のほか、憎しみの連鎖を断ち切るためのウィットに富んだ短編「ブラックホールさんの今日この日」を収録。



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10月の新刊:底意地の悪い〈他者〉——迫害の現象学《言語の政治》叢書

2023年 9月 27日

底意地の悪い他者底意地の悪い〈他者〉
迫害の現象学
《言語の政治》
ジャック=アラン・ミレール(監修)
森綾子・伊藤啓輔(訳)

判型:A5判上製
頁数:252頁
定価:4000円+税
ISBN:978-4-8010-0750-5 C0011
装幀:中山銀士(協力:金子暁仁)
10月上旬発売!

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悪意は常にほのめかされている。
言外に含まれた悪意に触れたとき、それはどんな姿形をとってわれわれを脅かすのか? 家族、恋人、パートナー、隣人、上司、教師……世界各地のラカン派精神分析家が集い、悪意に満ちた世界に生きる主体の症例を報告し、言語と主体との関係に忍び込む悪意の発露を見極める。

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2023年6月の重版のお知らせ

2023年 9月 20日

在庫僅少だった書籍7点を重版し、また、カバー在庫僅少のため美本の入手が困難となっていた書籍8点のカバーを作成しました。

お近くの書店からご注文いただくか、またはこちらから小社に直接ご注文ください。

【重版】(価格は税別)
夜のみだらな鳥 《フィクションのエル・ドラード》
ホセ・ドノソ/鼓直訳/3500円
畸形児《ボーイ》の養育を託された名家の秘書ウンベルトは、宿痾の胃病で病み衰え、使用人たちが余生を過ごす修道院へと送られ悪夢のような自身の伝記を語り始める……。『百年の孤独』と双璧をなすラテンアメリカ文学の最高傑作。

マルーシの巨像 《ヘンリー・ミラー・コレクション 5》
ヘンリー・ミラー/金澤智訳/2500円
第二次世界大戦の直前、ギリシャを訪れた著者はそこに今や現代社会からは失われてしまった混沌と情熱、神性と永遠を見出す。現代文明への痛烈な批判と独特の詩情が全編に迸る無頼の紀行文学。

[詳注版]カラマーゾフの兄弟
ドストエフスキー/杉里直人訳/18000円
歴代の邦訳の「誤訳」を徹底的に洗い出した16番目の邦訳となる「本篇」と、張り巡らされた聖書テクストへの言及を読み解き、当時の裁判・教育制度、諺、衣服、風俗を解説する膨大な訳注を含む「注・解説・年譜篇」からなる豪華本。

没入と演劇性――ディドロの時代の絵画と観者
マイケル・フリード/伊藤亜紗訳/5000円
ミニマリズム作品を批判した概念として名高い「演劇性」は、18世紀のフランス絵画の成立条件に関わる問題として登場した。当時の美術批評家たちの言説を読み解きながら、いかにして観者という存在が問題視されるようになったか、その理論的枠組を提示する。

ユートピア的身体/ヘテロトピア 《言語の政治叢書》
ミシェル・フーコー/佐藤嘉幸訳/2500円
権力による服従化とともに存在し、抵抗へと反転しうる身体を考察する「ユートピア的身体」、権力への抵抗と、権力の解体の可能性を秘めた反‐場所を模索する空間論「ヘテロトピア」の二篇を収録。ジュディス・バトラー「フーコーと身体的書き込みのパラドックス」を付す。

北アイルランドを目撃する
佐藤亨/3000円
北アイルランドはどこへ向かうのか。1994年の停戦から、ベルファスト合意、そしてブレグジットの今日まで、北アイルランドの人々の平穏な暮らし、暮らしのなかの紛争をミューラル(壁絵)の変遷をとおして追い続け、活写してきた著者の集大成。

非‐場所――スーパーモダニティの人類学に向けて 《叢書人類学の転回》
マルク・オジェ/中川真知子訳/2500円
歴史とアイデンティティに根ざした場所と対置される、インターネット空間、スーパーマーケット、空港などを匿名性に満ちた「非‐場所」として考察し、21世紀の「いま・ここ」の新たな理論を立ち上げる。

【カバー重版】(価格は税別)
モレルの発明 《フィクションの楽しみ》
アドルフォ・ビオイ=カサーレス/清水徹+牛島信明訳/1500円
二つの太陽、二つの月が輝く絶海の孤島での亡命者と若い女の奇妙な恋物語のうちに、現実とイマージュ、現実と虚構とを巡る形而上的思考を封印し、『去年、マリエンバートで』、『ピアノ・チューナー・オブ・アースクエイク』の霊感源ともなった、ボルヘスの盟友による異色の中篇小説。

この世の王国 《叢書アンデスの風》
アレホ・カルペンティエル/木村栄一+平田渡訳/1500円
ヴードゥー教がいまだに根強く生き延び、圧制と反乱のうち続くカリブ海の島ハイチで、世にも数奇な運命を辿った一黒人奴隷の眼に映った新大陸の驚くべき現実。シュルレアリスト=魔術的レアリストとして知られる著者の初期の傑作中篇。

一〇〇兆の詩篇
レーモン・クノー/塩塚秀一郎+久保昭博訳/2500円
1日中、1年365日読み続けても、読了には2億年かかる! 一行ずつバラバラにして組み合わせることが可能な10篇の14行詩、つまり、10の14乗 = 100 兆通りの組み合わせが可能な、一冊あれば一生、いや何百万生のあいだ「楽しめる」ことうけあいの伝説的な作品。

ステファヌ・マラルメ
ギィ・ミショー/田中成和訳/2800円
書くことの問題を、とりわけ《言語》の問題として極限にまで問いつめた19世紀フランスの偉大な詩人、現代文学のプロブレマティックの隠れた中心ともいうべき、この難解をもって知られる詩人への定評ある最良の入門書。

美術館・動物園・精神科施設 《水声文庫》
白川昌生/2800円
美術館、動物園、精神科施設の内外において《見せ物》にする/されるという関係における《倫理》とは何か? エランベルジェと中井久夫の彼方へ向けて、今日の美術と美術館を考える。

スピノザとわたしたち
アントニオ・ネグリ/信友建志訳/2500円
スピノザという異形の運命に立ち戻り、その批判的/転覆的意味そしてその《共》の哲学を今ここに布置する。〈ポスト近代の政治的地平を展望しようとするネグリ思想の精髄〉。

フョードロフ伝
スヴェトラーナ・セミョーノヴァ/安岡治子+亀山郁夫訳/4000円
宗教的かつ科学的なその夢想的理念によって、あらゆるものを分離分化する近代の知に異を唱え、特異な〈統合〉の思想を説く、19世紀末ロシアの〈幻の思想家〉フョードロフの生涯と思想の全貌を明らかにする、本邦初の本格的評伝。

メルヘン論
ルドルフ・シュタイナー/高橋弘子訳/2000円
シュタイナー教育そのものを創始したドイツの思想家=神秘学者が、グリム童話や世界各地の童話を例に、《人間の魂の最奥の深み》から湧き出る最も根源的なものとしての童話=メルヘンを独自の霊学的観点から具体的に解明する。

 

イベント:クリストフ・ビダン来日講演のお知らせ

2023年 9月 20日

この度、モーリス・ブランショの評伝『モーリス・ブランショ 不可視のパートナー』(1998年、小社刊 2014年)の著者であり、ブランショを始めとした現代文学・現代演劇の専門家であるクリストフ・ビダン氏(ピカルディー大学)が来日され、下記の日程で講演会等が行われます。ふるってご参加ください。

maurice
日時:2023年10月10日(火)18:00-20:00
場所:東京大学駒場キャンパス18号館4階コラボレーションルーム1
アクセス:https://www.c.u-tokyo.ac.jp/info/about/visitors/maps-directions/index.html
内容:ドキュメンタリー・フィルム『作家の世紀 モーリス・ブランショ』(フーゴ・サンティアゴ、クリストフ・ビダン)鑑賞会+対話
司会:郷原佳以(東京大学)
言語:フランス語、質疑は英語可
問い合わせ:郷原佳以(gohara@boz.c.u-tokyo.ac.jp)

日時:2023年10月13日(金)18:00-20:00
場所:東京大学駒場キャンパス18号館4階コラボレーションルーム1
アクセス:https://www.c.u-tokyo.ac.jp/info/about/visitors/maps-directions/index.html
講演:「ブランショ、ジロドゥ、サルトル:感性の問題 1」
司会:郷原佳以(東京大学)
言語:フランス語(講演原稿の日本語訳配布)、質疑は英語・日本語可
問い合わせ:郷原佳以(gohara@boz.c.u-tokyo.ac.jp)

日時:2023年10月15日(日)15:30~16:10(予定)
シンポジウム「レトリックとテロル:ジロドゥ/サルトル/ブランショ」(10/14-10/15)において
参加登録:https://www.mfjtokyo.or.jp/events/co-sponsored/20231014.html(お申込みフォーム)
場所:日仏会館1階ホール
アクセス:https://www.mfjtokyo.or.jp/access-map.html
講演:「ブランショ、ジロドゥ、サルトル:感性の問題 2」
言語:フランス語(講演原稿の日本語訳配布)、質疑は日本語可
問い合わせ:ヴァンサン・ブランクール(慶應義塾大学)(vbrancourt@hotmail.com) 郷原佳以(東京大学)(gohara@boz.c.u-tokyo.ac.jp)

講演者について
クリストフ・ビダン
ピカルディー大学教授・副学長。現代フランス文学・演劇。著書に、『モーリス・ブランショ 不可視のパートナー』(シャン・ヴァロン社、1998年、上田和彦他訳、水声社、2014年)、『ベルナール=マリー・コルテス 系譜』(ファラーゴ社、2000年、ピュブリ・ネット社、2014年)、『承認 アンテルム、ブランショ、ドゥルーズ』(カルマン=レヴィ社、2003年)、『ロラン・バルトの演劇的身振り』(エルマン社、2012年)、『コルテス、世界の意味』(ソリテール・アンタンペスティフ社、2014年)、『物語に流れ込む人生(ブランショの名の方へ)』(フュロール社、2022年)ほか。編著(校訂)に、モーリス・ブランショ『「ジュルナル・デ・デバ」文学時評』(ガリマール社、2007年、郷原佳以他訳、水声社、2021年)、ブランショ『批評の条件』(ガリマール社、2010年)など。

 

9月の新刊:ケベックの歴史

2023年 9月 11日

ケベックの歴史_書影ケベックの歴史
ジャック・ラクルシエール(著)
小倉和子・小松祐子・古地順一郎・伊達聖伸・矢内琴江(訳)

判型:四六判上製
頁数:242頁
定価:2700円+税
ISBN:978-4-8010-0749-9 C0022
装幀:宗利淳一
9月下旬発売!

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新たな〈ネイション〉の模索
ケベック史研究の第一人者が,フランス人の入植から、イギリスによる征服、カナダ連邦の誕生、フランス系ナショナリズムの高揚、60年代の〈静かな革命〉、80〜90年代の「主権獲得」に向けた二度の州民投票、そして今日の間文化社会まで、北米のフランス語圏ケベックの歴史を辿る入門書。
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9月の新刊:小さき人びと——折々の肖像《フィクションの楽しみ》

2023年 9月 11日

書影_小さき人びと小さき人びと
折々の肖像
《フィクションの楽しみ》
ピエール・ミション(著)
千葉文夫(訳)

判型:四六判上製
頁数:268頁
定価:2700円+税
ISBN:978-4-8010-0753-6 C0397
装幀:宗利淳一
9月中旬発売!

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“思い出がよみがえり、言葉がよみがえり、そして言葉とともに死んだ人びとがよみがえる”
列伝ふうの体裁のもとに、語り手の記憶に深く沈み込む《名もなき人びと》の肖像が浮かびあがる――フランス現代作家が濃密な文体で描く自伝的フィクション。

《1947年夏のある日のこと、母は私を腕に抱き、レ・カールの家のマロニエの大木の下に立っていた。それは、厩舎の外壁、ハシバミの木々、木陰が邪魔になって見えなかった県道が急に視界に入るあたりだった。天気はよく。母はたぶん薄手の服を着ていたはず、私はまだ言葉がしゃべれない。》(本文より)

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9月の新刊:むきだしの石 林武史の〈彫刻〉

2023年 9月 11日

むきだしの石_書影むきだしの石 林武史の〈彫刻〉
林武史×森田一(著)

判型:A5判上製
頁数:176頁+カラー別丁16頁
定価:2500円+税
ISBN:978-4-8010-0747-5 C0070
装幀:デュウェル智紗
9月下旬発売!

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林さんに出会った石は、より石らしく振る舞うことができる。
――日比野克彦(アーティスト)

《林武史は石による世界の探索者である。それは存在自体を問うものから存在者の事実と意味へ、水平垂直という座標空間の分析からメタファーに満ちた空間の総合へ、存在の前提をなす時間から記憶という生きられた時間への探求に至る。そして石も変わる。探索は彫刻から発したが、今、それを再び彫刻と呼ぶのは便法に過ぎない。》(森田一)

【展覧会情報】
「林武史退任記念展 石の勝手」
2023年9月30日(土)―10月15日(日)
於:東京藝術大学大学美術館本館展示室3、4、陳列館1階
https://museum.geidai.ac.jp/exhibit/2023/09/mind-of-stone.html

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9月の新刊:フランスのイスラーム/日本のイスラーム《日仏会館ライブラリー》

2023年 9月 11日

フランスのイスラーム/日本のイスラームフランスのイスラーム/日本のイスラーム
《日仏会館ライブラリー》2
伊達聖伸(編)

判型:A5判上製
頁数:298頁
定価:4500円+税
ISBN:978-4-8010-0759-8 C0036
装幀:宗利淳一
9月下旬発売!

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対立と共存の最前線
〈ライシテ=政教分離〉を国是とするフランス、そして〈無宗教の国〉日本において、宗教的・文化的マイノリティであるムスリムは、社会にどのような位置を占め、いかなる問題に直面しているのか。
日仏におけるイスラームをめぐる文化衝突の歴史的経緯と、共生の実現を目指すさまざまな取り組みを辿る、最新の研究成果。

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9月の新刊:褐色の世界史——第三世界とはなにか【増補新版】

2023年 9月 10日

褐色の世界史_書影褐色の世界史
第三世界とはなにか
【増補新版】
ヴィジャイ・プラシャド(著)
粟飯原文子(訳)

判型:四六判並製
頁数:464頁
定価:4000円+税
ISBN:978-4-8010-0748-2 C0022
装幀:宗利淳一
9月下旬発売!

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混迷する世界を知るための手がかり
激動の20世紀を<第三世界>の視座から描き出し、その未発のままの歴史/運動/現在をトータルに概括する待望の一冊

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