三原弟平『ベンヤミンと精神分析』


いま、《恋》は可能なのか――21世紀という出口のない日常のなかで、男女の「性関係」はどのようにありえるのか? ベンヤミンの精神分析解釈をプリズムに、ボードレール、フロイト、カフカ、そしてラカン派へと反射する書き下ろし批評。パサージュ、強制収容所、そして現代を横断する、スリリングな《欲動の精神史》。2009年5月下旬配本。定価2500円+税。ISBN978-4-89176-727-3 C0010