第3回総会は、2008年4月26日(土)に、明治大学、リバティ・タワー10F1108番教室で、午後2時から開催され、61名の会員の方にご出席いただきました。会長加藤周一先生は検査・治療のため欠席され、会員宛てのメッセージが伝えられました。本年、会は発足後2年目の新任期をむかえ、常任幹事長清水徹先生、他役員の再任が決定しました。つづいて、2007年活動報告、会計報告があり、今年度の活動計画案、予算案が示され、会員の方々の承認を得ました。 2時40分から記念講演が行われました。前半は、日本国際文化研究センター・客員研究員のウィリアム・タイラー先生「古典にモダン 中村真一郎と石川淳を合わせて考える」。“混血文学“という視点から、近代における中村真一郎文学を位置づけるという、海外研究者ならではの興味深いテーマを、わかりやすい日本語で語っていただきました。後半は、加賀乙彦先生の「中村真一郎の思い出」。主治医として交遊した思い出、入院中のエピソードや、軽井沢の別荘の話しなど、日常生活から浮かび上がる中村真一郎に、懐かしい時間を共有できる講演でした。総会は盛会をもって、予定より30分以上早く終了。 5時半より、同リバティ・タワー23F「紫紺」にて懇親会が開催されました。出席者は47名。常任幹事の鈴木貞美先生の司会で会が進行。加賀乙彦先生が乾杯の音頭をとり、会員の方々からスピーチをいただきました。和やかな歓談の時間のあと、中村真一郎夫人佐岐えりぬさんから閉会の挨拶があり、この日の行事は全て終了しました。 |